猛暑が続くこの時期に心配な『食中毒』について紹介します!
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日本列島では最高気温が30度超えの「真夏日」が連日続いていますが、この時期、特に気になるのが細菌により発生する「食中毒」です。飲食店や家庭などで毎年のように発生している「食中毒」ですが、今年も7月に御殿場市・東富士演習場で野営訓練をした陸上自衛隊員154人が、先週の3日に新潟県のホテルで男女77人が下痢や発熱、腹痛などの「食中毒」にかかっています。そこで今回は、家庭での「食中毒予防」について紹介したいと思います。「食中毒」は症状が重いと命にかかわる大きな病気です。是非、参考にして下さい。
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食中毒について
「食中毒」とは、細菌やウイルス、有害物質などが付着した食べ物を摂取することで発生する健康被害で、主な症状は、「腹痛」「下痢」「嘔吐」といった胃腸障害と「発熱」です。原因となる食品は、生鮮食品以外に調理済の食べ物や時間が経過した食べ物などがあり、腐敗と違い味覚や臭いに変化が少ないので、食べても異常に気付かないことが多いのが特徴です。
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食中毒の種類について
「食中毒」には5つの種類があり、それぞれ原因となる食品も時期も異なりますので注意しましょう。
細菌性食中毒
腸炎ビブリオ
主な原因食品は魚介類(生食)。夏から秋口に多発する。主な予防方法は低温管理(5度以下)と真水での洗浄。
サルモネラ
主な原因食品は鶏卵と食肉(特に鶏肉)。少量の数で発生し、熱に弱い。主な予防方法は加熱。
病原性大腸菌
主な原因食品は、ペットや人、自然環境(井戸水など)まで多種にわたる。熱と消毒剤に弱い。主な予防方法は加熱と十分な手洗いなどの衛生管理。
カンピロバクター
主な原因食品は食肉(特に鶏肉)と飲料水。あらゆる動物に分布している。主な予防方法は加熱。
ウェルシュ菌
主な原因食品は大量に調理した加熱食品(カレーなど)。主な予防方法は十分な加熱と早めに食べること。
赤痢菌
主な原因食品は海産物(特に貝類)、水、生野菜。激しい腹痛と下痢、血便の症状が起こる。主な予防方法は十分な加熱。
コレラ菌
主な原因食品は海産物(特に貝類とエビ)。激しい嘔吐と下痢の症状が起こる。主な予防方法は手洗い。また海外での生モノ摂取は控えましょう。
エルシニア・エンテロコリチカ
主な原因食品は食肉、加工品(特に豚肉)、乳製品。人の体内で増殖する。主な予防方法は加熱。
リステリア・モノサイトゲネス
主な原因食品は乳製品(フレッシュチーズ)、食肉。低温貯蔵で増殖する。主な予防方法は70度以上での加熱。
黄色ブドウ球菌
主な原因食品はおにぎりやサンドイッチなど。人や動物の傷や手指、鼻咽喉に分布している。主な予防方法は手指に傷がある人の調理禁止。十分な洗浄消毒。
セレウス菌
主な原因食品は穀物加工品(チャーハンなど)。自然環境に広く分布している。主な予防方法は大量に穀物を調理しない。調理後、室温放置しない。
ボツリヌス菌
主な原因食品は蜂蜜や自家製の容器包装詰め食品。主な予防方法は十分な加熱。
ウイルス性食中毒
ノロウイルス
主な原因食品は牡蠣などの二枚貝と感染者による二次感染。人の腸内のみで増殖。少量で感染し、感染力も強い。主な予防方法は十分な手洗いと十分な加熱処理。
自然毒食中毒
動物や植物が本来持っている有毒成分と食物連鎖によって取り込まれたモノによって発生します。代表的な食べ物は下記になります。
- トリカブト
- 毒キノコ
- ジャガイモ
- ふぐ
- 貝
化学性食中毒
食品の生産・加工・保存・流通・消費の過程で外部から食品内に混入した物質や、 食品内で生成する有害物質の内、化学物質によって発生します。代表的な要因は下記になります。
- 洗剤・漂白剤
- 農薬
- 食品添加物
- 水銀・鉛
寄生虫食中毒
獣肉や魚、生水に寄生している虫によって発生します。代表的な食べ物は下記になります。
- 生肉
- 生魚
- 水
食中毒の予防ポイント
- 生鮮食品を買う時は必ず消費期限をチェックしましょう
- 冷蔵や冷凍が必要な食品は買い物の最後に買うようにしましょう
- 冷蔵庫及び冷凍庫に保存する時は室内の7割くらいまでにしましょう
- 肉や魚は他の食品に汁がかからないよう注意しましょう
- 肉、魚、卵などを触った後は手を洗いましょう
- 解凍は電子レンジを使いましょう
- ふきんや調理器具は清潔なモノを使いましょう
- 加熱は中まで、十分行いましょう
- 残ったモノはすぐ冷えるよう小さな容器で保存しましょう
- ちょっとでも危ないと思ったら処分しましょう
- 食事の前には必ず石鹸で手を洗いましょう
「食中毒」にかかった可能性がある場合は、すぐに医療機関の診察を受けましょう。面倒だからと市販の薬(下痢止め等)を飲むとかえって症状が悪化する恐れがありますので注意してください。また、脱水症状防止のため水分は多めに摂っておいた方が良いです。その際は腸を刺激しないよう常温のモノにしておきましょう。
まとめ
私は今まで「食中毒」にかかったことはないのですが、周りに経験している方が結構多いので、日々気をつけています。とくに暑いこの時期は必ず食材に火を通すようにしたり、お刺身を食べるときは予防作用があるシソとわさびを必ず一緒に食べるようにしていまし、お弁当も保冷バッグ、保冷剤、抗菌シートの3種の神器を必ず使うようにしています。上記で紹介したように、細菌やウイルスは私たちの身近なところに存在するので、これからも予防を心がけていきたいと思います。
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