日経トレンディが気になる2018年ヒット商品ベスト30を発表!
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ビジネス
先日、月刊情報誌「日経TRENDY(トレンディ)12月号」が「2018年ヒット商品ベスト30」を発表しました。「ヒット商品ベスト30」とは、2017年10月~2018年9月の間に発表・発売された商品・サービスを「売れ行き」「新規性」「影響力」の3つの要素からヒットの度合いを評価し、ランク付けされたものです。これは「日経トレンディ」が1987年に創刊以来、毎年12月号の恒例イベントで私も毎回楽しみにしている企画です。今回は注目度たっぷりの「ヒット商品ベスト30」について紹介したいと思います。
ちなみに、日経TRENDY(トレンディ)とは、日本経済新聞社系列の出版社(日経BP社)が発行している月刊誌。個人生活を刺激する流行情報誌として、ヒット商品・サービス情報・ビジネスに関する情報など、役立つ最新のトレンド情報を届けてくれるビジネス情報誌です。
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2018年ヒット商品ベスト30
1位【安室奈美恵】
昨年の9月に引退を発表し、その後発売されたベストアルバムが空前のヒットとなった平成の歌姫。芸能界だけでなく各業界にも大きな影響え、その経済効果は500億円超とも言われています。
2位【ドライブレコーダー】
昨年の6月に神奈川県の東名高速で起こった、あおり行動による夫婦死亡事故が報道された後、事故抑止を期待した利用者が急増。1年間で前年の約2倍となる出荷を記録した。
3位【ペットボトルコーヒー】
ペットボトルコーヒーの先駆けとも言える「クラフトボス」が2000万ケースを突破するなど、コーヒー業界に新たな風を吹き込んだ新しい形のコーヒー商品。ちびちびだらだらと飲む「ちびだら飲み」という新スタイルも話題となった。
4位【ZOZO】
10時間で23万件の注文が殺到した「ZOZOSUIT」やアパレル経験のあるスタッフがスタイリングしたコーディネートを定期的に受け取れる「おまかせ定期便」など、今年も様々なサービスで注目を集めた。社長の前沢氏自身も民間人初の月旅行を計画していることを発表し、マスコミを驚かせた。
5位【グーグルホーム&アマゾンエコー】
今年の4月にAmazonが「アマゾンエコー」を発売したことによって、日本でのAIスピーカー市場が激化した。IT業界を牽引するGoogleとAmazonが激しく競り合ったことで1年間で普及率が約8%に上昇した。
6位【漫画 君たちはどう生きるか】
戦時中の1937年に出版された吉野源三郎氏の著書を漫画化。父母から子、そして孫へと世代を超えて広がり、社会現象を巻き起こした。発行部数は半年強で驚異の200万部超えの大ヒット。
7位【aibo】
1999年に発売されるも売上が低迷し、発売中止となった犬型ロボットが12年ぶりに復活。発売6ヶ月で2万台を突破の大ヒットとなった。今話題のAIを搭載することで、まるで本当の犬のような生命感あふれる愛くるしい動きが実現されたている。
8位【ケーブルバイト】
スマホユーザーなら誰しも経験しうる充電ケーブルの断線問題を解決する動物の形をしたお助けアイテムで、累計販売個数は500万を突破している。最近では、ポケモンやサンリオのキャラクター等のコラボ商品も多数発売されている。
9位【本麒麟】
「第3のビール」らしくない飲みごたえがビール好きに受け、3月発売後、発売3ヶ月で年間目標の5割となる1億本出荷を達成した。その結果、上期のビール類の課税出荷量で他社が軒並み売上減を発表している中、キリンだけは売上増を発表する結果となった。
10位【NONIO】
機能性を前面に出さず、対人関係がうまくいくや自分らしく過ごせるなどの独自のメッセージで今まで口腔ケアにあまり関心の無かった若い年齢層へ新たなユーザーを獲得し、昨年の8月の発売以降、好調をキープしている。また、スタイリッシュなパッケージデザインが女性のハートを掴み、購入者の約7割が女性という結果をもたらした。
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11位【名探偵コナン ゼロの執行人】
毎年、大ヒットの劇場版名探偵コナンシリーズの最新作。昨年比で20億円近く興行収入を伸し、今年の映画市場で堂々の2位の収入を達成した。その要因と言われているのが、作品の中で重要な役割を果たすイケメンキャラクター・安室透の存在で、彼の熱狂的ファンのことを称した「安室の女」という言葉も登場した。
12位【L.O.L. サプライズ!】
世界で累計販売数5億体以上を販売し、2017年に全米で最も売れたオモチャが日本初上陸。中身がわからないドキドキ感やちょいワルなデザインが子供だけでなく、母親世代にも受け、発売約3ヶ月で累計出荷個数、100万個を達成した。尚、10月27日に発売予定だった最新シリーズ「L.O.L. サプライズ! シリーズ39サプライズ! コンフェッティポップ」は発売が延期となり、現在も発売日は未定となっている。
13位【無糖・強炭酸】
昨今、お酒割りの材料ではなく、じか飲みようとしての無糖炭酸水の需要が増え、市場も年々拡大している。「ウィルキンソン」「サントリー」「日本コカ・コーラ」の3大ブランドだけで1~9月の合計出荷が2500万ケースに到達した。
14位【コウペンちゃん】
SNSで話題の何でも褒めるコウテイペンギンの赤ちゃんキャラクター。「出勤してえらい!」や「ちゃんと起きてえらい!」など、日常のチョットした行動を全力で褒めてくれる姿に癒される人が続出。作者のフォロワーは1日で7万人増という現象を引き起こした。関連グッズも続々と発売となり、その市場は50億円とも言われている。
15位【東京ミッドタウン日比谷】
映画と演劇の街・日比谷で劇場帰りに立ち寄りたくなるおしゃれなお店や、都内最大級の映画館など、街の個性を生かした空間づくりが人気を集め、年間目標の1200万人来場者を半年で達成した。
16位【チョコミント】
アイスクリームから食べ物、飲料系まで沢山のチョコミント商品が登場。また、チョコミントカラーを使ったグッズも多数販売されました。
17位【明治エッセル スーパーカップスイーツ】
2016年12月にケーキさながらの豪華な層状アイスクリームとして登場し、登場するやいやな売れすぎで発売中止となった人気商品。2017年10年から発売を再開し、シリーズ合計で約45億円を売り上げた。
18位【エプソン チームラボ ボーダレス】
プロジェクター470台で圧倒的な幻想的な空間描く、世界初のデジタルアートミュージアム。オープンから3ヶ月を待たずに来場者数は50万人を突破した。日本のみならず世界中からファンが殺到し、事前チケットは完売が続いている。
19位【お椀で食べるカップヌードル】
即席麺を「お椀」で食べることで、夕食の一品として活用され、その結果、1年間でシリーズ全体の出荷数は4000万食を達成した。また、「少量」になったことでシニア層や今まで即席麺を食べることに罪悪感を持っていた方のニーズに応える形となった。
20位【肩掛けスピーカー】
好きな音楽や映画を周りを気にせず大迫力で楽しみたいという願いを叶えるこちらの商品は、当初それほど注目つれていませんでしたが、テレビで取り上げられた途端、一瞬で品薄状態に。最近では海外の大手メーカーもこぞって参入している。
21位【プリントス】
スマホで撮影した写真をフィルムに印刷できるアナログプリンター。電池もインターネット接続もいらない、全てを手で行う作業は失敗することもあれば、本格的な仕上がりになったりと、その作る過程にハマる女子が続出。累計出荷台数は30万に到達した。
22位【タピオカミルクティー】
今年になって台湾発のティー専門店「ゴンチャ」が続々と新店舗をオープン。また、タピオカミルクティー発祥の店と言われている「春水堂」のテイクアウト専門店「TP TEA」が日本に上陸して話題となり一気にブレイクした。
23位【PUBG・荒野行動】
約100人で生き残りを懸けて戦うバトルロイヤルゲームの中で人気を集めているこれらのゲームは、1戦完結の気軽さから男女問わず大人気となり、社会現象にもなった。
24位【ポケトーク】
話しただけで世界各国の言葉に翻訳してくれる夢のようなアイテム。海外旅行だけでなく、語学学習の発音確認としての需要も伴い、2017年の12月に発売されるとあっという間に完売した。
25位【乃木坂46写真集】
1万部売れれば成功と言われている写真集で、発売4ヶ月で31万部超えを達成したメガヒット商品。2018年の上半期写真集ランキングでは乃木坂46関連の作品が5作品もランキングされている。
26位【サバ缶】
永年首位をキープしていたツナ缶を抑え、1位になった注目の缶詰。昔ながらの商品からおしゃれなパッケージの商品まで様々な種類のサバ缶が登場し、また人気を受けサバ缶を使った専門レシピ本も発行されるようになりました。
27位【花椒】
激辛グルメの中でひそかにブームとなっているのがしびれるように痛い辛さ「シビ辛」です。その「シビ辛」を作り出す調味料として注目されているのが「花椒(ホアジャオ)」で、レトルト食品やチェーン店のメニューでもこの調味料を使った料理を見る機会が増えました。
28位【カシヤマ・ザ・スマートテーラー】
お店に行かなくても採寸が出来、わずか1週間で老舗店のオーダースーツが自宅に送られるこちらのサービスは、1年間で5万3000着の売り上げが見込まれている。
29位【スタディプランナー】
1日ごとの勉強の目標や成果を書き込む学習記録帳。自分好みにデコれる可愛さが中高校生に受け、3月の発売以降10万部を達成した。
30位【カメラを止めるな!】
制作費たった300万円の低予算作品がネットでのクミコミや芸能人がマスコミで紹介したことで、並み居る大作を押しのけ、今年の興行収入15位を記録した。ちなみに現在時点での興行収入は28億円超。
まとめ
今回のランキングは、1位「安室奈美恵」をはじめ、多くの商品が実際の生活の中で愛用しているモノばかりだったのでちょっと驚いています。知らず知らずの内にヒット商品を手にしていたんですね。特に「L.O.L. サプライズ!」は娘がハマっていて、クリスマスにサンタさんにお願いすると言っていました。私たち夫婦は、今年中にAIスピーカーを購入予定なので、益々ヒット商品を追いかけることになりそうです。
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