*

日経MJが2020年ヒット商品番付発表!今年の柱はDX!

公開日: : 最終更新日:2021/01/16 ビジネス

 

12月2日付で日本経済新聞社が発行している「消費や流通等のマーケティング情報に特化した専門紙」日経MJ(Nikkei Marketing Journal)から「2020年ヒット商品番付」が発表されました。2020年の1年間を通して番付されたモノで、「2020年上期ヒット商品番付」と同じ商品や上期の発表以降に話題になった商品がランキングされています。今回の番付は平成から令和に変わり、消費者のトレンドが多様化するなかで、脚光を浴びた新商品や新サービスが選ばれる番付となりました。今回は今年1年、話題となった商品を総まとめした「2020年ヒット商品番付」を詳しく紹介したいと思います。

スポンサードリンク

2020年ヒット商品番付

この「ヒット商品番付」は、下記の通りに基づき作成されています。

日経MJが消費動向や世相を踏まえ、売れ行き、開発の着眼点、産業構造や生活心理に与えた影響などを総合的に判断して作成した。「東・西」は大相撲の番付表にならい東方が西方より格上であることを示す。

引用元:日経MJの1面より抜粋

東の番付

【横綱】鬼滅の刃


「週刊少年ジャンプ」で2020年5月まで連載されていた、家族を鬼に殺された主人公が鬼になった妹を人間に戻すべく、鬼と壮絶なバトルを繰り広げる人気漫画。当初はそれほど話題作ではなかったが、2019年4月から放送されたテレビアニメが人気となり今や子供のみならず多くの大人も魅了する大ヒット作品となりました。単行本シリーズ累計発行部数1億部突破は史上最速を記録、10月16日から公開している映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は興行収入275億円を突破している。コラボ商品も続々と登場し、「ビックリマンチョコ」とコラボした「鬼滅の刃マンチョコ」は、発売当初から品薄状態となり、フリマアプリで高額転売されていることが話題となりました。

【大関】おうち料理

新型コロナの影響で外出を控え自宅で料理する人が増加。スーパーでは食料品販売が軒並み売上を伸ばし、家電量販店でも調理家電の売上が好調だった。

【関脇】任天堂「あつまれ どうぶつの森」


無人島での生活を楽しむNintendo Switch用シミュレーションゲーム。オンラインで離れた人ともプレーが出来ることから外出自粛中のコミュニケーション手段として多くの消費者の心を捉えました。3~9月に全世界で2604万本、国内818万本販売した。

【小結】有料ライブ配信


通常のライブ開催が難しいなか、多くの芸能人が観客を入れない音楽ライブやお笑いライブをオンラインで生配信した。年末いっぱいで活動休止する嵐も大みそかに初の生配信ライブを開催する予定で、活動休止前のラストパフォーマンスを一目見ようと大勢の視聴者が集まるとみられる。

【前頭】エコバッグ


7月1日から施行されたプラスチック製レジ袋の有料化義務付けで多くの消費者が持ち歩くようになった。数多くのエコバッグも発売され、その中で両端を引っ張ると一気に帯状になり、あとはクルクル丸めるだけで簡単に折りたためるマーナ「Shupatto(シュパット)」は累計出荷700万個を突破する人気商品となった。

【前頭】スキンケア


withマスク生活による肌荒れ問題が深刻化するなか、その対策として洗顔料や化粧水の販売が増加した。そのレスキューアイテムとして注目を集めたのが肌の損傷改善や再生効果が期待できる韓国発のシカクリームで、関連商品も続々と登場している。

【前頭】サントリー「伊右衛門」


緑茶飲料は味が命という固定観念を打ち破り、色で差別化を図った新しい緑茶飲料。色にこだわった映えの戦略が大当たりし、2005年をピークに減少傾向だったが年間販売量は5500万ケース超までに回復した。緑茶市場は、絶対王者の「おーいお茶」を2番手の「綾鷹」、その後を「伊右衛門」、「生茶」が追う構図でしたが、リニューアル後好調で、「伊右衛門」は「綾鷹」に迫る勢いとなっており、今後は競合各社も対策を練ってくるのは確実で競争はますます激しさを増しそうです。

【前頭】郊外店


外出自粛の影響で売上不振にあえぐ都心店を尻目に、都市部ほど外出自粛の影響を受けなかった住宅地や幹線道路沿いの店舗が売上を伸ばした。郊外型店舗を軸に展開する「しまむら」は2020年10月度売上高が前年同月比20.7%に増加した。

【前頭】部屋着


外出自粛やテレワークの影響で部屋着を新調する人が増加。人気ルームウェア専門ブランド「ジェラートピケ」の3~8月のネット販売は前年同期比3.2倍を記録した。

【前頭】自転車


コロナ禍による新しい生活スタイル導入で密を避けるうえ、環境にもやさしく、運動不足解消にもなる自転車を使う人が増えた。総務省の家計調査で、自転車の消費は4月以降8月まで前年を大きく上回り、特に8月はおよそ7割増加したと報告されている。

【前頭】MIYASHITA PARK


公園×商業施設×ホテルからなる渋谷区の新しいランドマーク。全長約330mに及ぶ低層建物は高層ビルが立ち並ぶ渋谷では一際目立ち、緑あふれた開放感のある公園は都会の癒しスポットにぴったり。全国で広がりつつある公園を核とした再開発のモデルケースとしても注目されている。

【前頭】骨伝導イヤホン・ヘッドホン


装着したままでも周囲の音が聞こえるため、人と会話をしながら使う「ながら作業」に最適と人気を集め、ヨドバシカメラ新宿西口本店の10月の売れ行きは前年同月比2.5倍となった。

【前頭】NiziU


ソニー・ミュージックエンタテインメントと韓国の大手芸能事務所JYPエンターテインメントの合同オーディションを経て、1万人の参加者から選ばれた9人組女性アイドルグループ。6月に配信された「Make you happy」のミュージックビデオのYoutube再生回数は1億7千万回にものぼる。また、12月31日に放送される「第71回NHK紅白歌合戦」に史上最速出場の快挙も達成した。

【前頭】資生堂「ウーノ」の男性用コスメ


オンライン会議で自分の顔を見る機会が増え、肌を整えたいと思う男性が増加。肌色を補正する男性向けのBBクリーム「ウーノ フェイスカラークリエイター」は全3種類の合計出荷数が今年1~9月で45万個を突破した。

【前頭】香水(瑛人)


動画共有アプリ「TikTok」から人気に火が付いた楽曲でYouTube再生回数1億回を記録、12月31日に放送される「第71回NHK紅白歌合戦」にも初出場が決まっている。また、この人気の副産物として歌詞に登場するドルチェ&ガッバーナの香水にも注目が集まり、一時完売するほどの人気となりました。

【前頭】唐揚げ専門店


巣ごもり生活をおくるなか、安価で、テイクアウトができ、幅広い世代に人気な唐揚げがブームに。唐揚げ専門店に加え大手外食チェーンも参入したことで品質も向上しより消費者の心をつかんだ。

【前頭】味原「SABACHi」


サバをたっぷり70%使った、うま味調味料や保存料などの食品添加物を一切使用していない自然派チップス。発売1ヶ月で販売数35万個の大ヒットとなった。

スポンサードリンク

西の番付

【横綱】オンラインツール


新型コロナの感染拡大により仕事や学校、イベントなどでビデオ会議ツールの利用が急増、パソコンやウェブカメラ等の関連商品の販売も堅調した。日本だけでなく世界中で利用者が増加した影響で、「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは10月15日に米国株市場で上場来高値を更新した。

【大関】フードデリバリー


「ウーバーイーツ」や「出前館」に加え、新たな企業も次々に参入。富士経済の調査によると2020年の市場規模は前年比8%増の3364億円になる見込み。

【関脇】アウトドア


3密回避として屋外でのレジャーに注目が集まり、キャンプ場予約サイトの1~10月の予約数は前年同期比27%増加した。また、1人で淡々とキャンプをする姿を映したお笑い芸人・ヒロシ氏の「ヒロシちゃんねる」は登録者102万人、視聴回数100万回を超える動画を複数抱える人気ちゃんねるとして話題となり、先日発表された2020ユーキャン新語・流行語大賞でも「ソロキャンプ」がトップ10に選ばれている。

【小結】ソニー「プレイステーション5」


次世代型家庭用ゲーム機。高速処理や高性能な触感技術で没入感が高いと話題となり、予約の抽選倍率が100倍を超える店舗もあった。

【前頭】D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)


小売店を通さず、直接消費者に販売するビジネススタイルが続々と登場。自宅で地方の新鮮な野菜や海鮮を楽しめる「産直EC」もその一つで特に人気を集めているのが厳選農家が売りの「食べチョク」と「ポケットマルシェ」です。「食べチョク」は登録生産者数が2019年末から9ケ月で3.7倍の2548軒、流通総額は1〜8月で39.3倍に急伸。「ポケットマルシェ」も2019年末からの9ケ月に出品される食材の数が3.8倍、登録ユーザー数は4.7倍に増えた。

【前頭】宅トレ


外出自粛による運動不足解消のため家でオンライントレーニングする人が急増。様々な配信サービスも増加し、また、筋肉に効果的なプロテイン商品も軒並み売上を伸ばしている。

【前頭】ユニクロ「エアリズムマスク」


メッシュ素材で通気性もよく、適度なフィット感が人気となり、6月発売時は週50万パックを生産するも売り切れ店が続出した。

【前頭】移動スーパー


小型トラックで自宅の玄関先や高齢者住宅まで出向き、生活に必要な日用品や生鮮食品等を販売。スーパーの超大型化や郊外化で近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由をしている「買い物難民」や人混みを避けたい消費者の支持を受け月間流通総額が14億円超となった。

【前頭】「Go To」キャンペーン


政府の需要喚起策として行われ、市場に莫大な経済効果をもたらしました。しかし、人の移動を促したことで感染拡大を助長したのでは?という指摘もでており、今後物議を醸しそうです。

【前頭】アップル「iPhone12」


iPhone初の5G対応機種。新型コロナ感染拡大で売れ行きを危ぶむ声もあったが、AppleオンラインストアでのiPhone12シリーズの予約台数はiPhone11シリーズの約2倍の予約台数を獲得している。

【前頭】スマート店舗

デジタル化などでレジ清算を簡略化する店舗が増加。イオンリテールでは、3月からレジに並ばずに商品を買える「レジゴー」を本格展開したところ、顧客単価が約15~20%上がり、売上が増加した。

【前頭】加湿器


感染症対策として需要が増加。加湿器販売で高いシェアを誇るダイニチ工業は、2020年4月における加湿器の出荷台数が前年同月比約300%になっことを発表。これは4月の出荷台数として2003年に加湿器の販売を開始してから最高の出荷台数となる。

【前頭】半沢直樹


2013年に放送され、主人公の決めゼリフが流行語にもなった人気ドラマ続編。最終回の平均世帯視聴率は32.7%(関東地区)を記録し、30%の大台を突破したドラマは2013年の前作最終回以来。最終回の見逃し配信再生回数も260万回を超えている。

【前頭】アース製薬「らくハピ マッハ泡バブルーン洗面台の排水管」


洗面所の排水口に装着し泡を噴射して汚れを落とす洗浄剤で、掃除の様子を撮影した動画がSNSで話題となった。このことがきっかけで売上が伸び、2020年の8~10月の売上高は前年比の6倍に達した。

【前頭】コクヨ「しゅくだいやる気ペン」


センサー付きアタッチメントを鉛筆に取り付け、ペンを動かした時間に応じて溜まった「やる気パワー」をスマホアプリに取り込んで見える化したコクヨのIoT文具。子どもたちが自分の努力の結果を明確に理解できる形は子供のやる気を促進。税込6,980円と高額にもかかわらず年間約1万本を販売した。

【前頭】YOASOBI


2人組の音楽ユニット。ネットへの投稿小説を元に曲作りをするスタイルが若者を中心に支持された。代表曲「夜に駆ける」のミュージックビデオのYoutube再生回数は1憶2千万回を超えるヒットとなった。

【前頭】バナナジュース

美味しくて健康にも良いと若者から高齢者まで幅広い世代に人気を集め、専門店も全国各地に続々と開店した。今年の6月に販売されたバナナジュース専門店「sonna banana(そんなバナナ)」とセブンイレブンのコラボスイーツの「sonnaバナナミルク」はSNSで話題となり、売り切れの店舗も続出した。

【前頭】量産型メーク・ファッション

男性アイドルファンでいそうな、ピンクやフリル等のガーリーな服装やメイクをあえてするスタイル。藤田ニコルや益若つばさ等多くの女性タレントやYouTuberが続々と挑戦していることから注目され、女子中高生の間で大人気となった。

 

その他の賞

【殊勲賞】植物肉バーガー


ベジタリアンやヒーガンは勿論、健康や美容、環境保護意識の高い若い世代の心をつかみ今年需要が広がった。モスバーガーでは3月より一部店舗で原材料に動物性食材を使わない野菜と穀物を主原料に使ったハンバーガー「グリーンバーガー」の取り扱いを開始。米マクドナルドでも来年から植物由来の代替肉を使った新しいハンバーガー「マックプラント」を発売すると発表、日本での販売は今のところ未定。

【敢闘賞】あざとい


小ざかしさや抜け目のない様子など従来否定的なニュアンスで使われていた表現が、かわいさがあるやセルフブランディングがうまいといった肯定的な表現として使われるようになった。この要因に挙げられるが、「第13回オリコン年間本ランキング2020」で年間BOOKランキング写真集部門で、歴代最高の47.2万部を売上1位を獲得した田中みな実さんで、あざとさの代表格ともいえる彼女が行う美へのストイックさや戦略的なあざとさを支持、評価する女子が増えた。

【技能賞】ワーケーション


ワーク(労働)とバケーション(休暇)を組み合わせた働きながら休暇をとる新しい形の働き方。2019年に設立したワーケーション自治体協議会の参加数はコロナ禍の影響で今年に入って急増、現在は約150にのぼる。

 

まとめ

「2020年ヒット商品番付」は、ひとえに新型コロナ一色といった感じでしょうか。ランキングされた商品の殆どが新型コロナに関する商品で、確かに今年一年の影響力を考えると致し方ないとは思いますが。来年の「ヒット商品番付」は是非とも明るい商品のラインナップを期待したいと思います。

スポンサードリンク

Pocket
LINEで送る

関連記事

日経MJが2017年ヒット商品番付発表!決まり手は『ウチ充』

  12月6日付で日本経済新聞社が発行している「消費や流通等のマーケティング

記事を読む

日経トレンディが大胆予想!2017年ヒット予想ベスト30を紹介

  前回のブログで紹介しました「2016年ヒット商品ベスト30」と同じく、月

記事を読む

『4K対応テレビ』が今後テレビ市場で普及していけるのか?

  2014年6月2日から「4K」の試験放送が始まり、その影響で家電量販店で

記事を読む

『ロボット掃除機』を買うのに、どのメーカーが良いか検証!

  ここ数年、我が家では「ロボット掃除機」を購入するかどうか悩んでいました。

記事を読む

日経MJの2016年下期トレンド予想!注目の20商品を紹介

  前回紹介した「日経MJ・2016年上期ヒット商品番付」の同じ紙面に「20

記事を読む

平成30年度から年末調整が変更になったので簡単に説明します

  早いモノで今年もあと1ヶ月と少しで終わりを迎えようとしております。今年は

記事を読む

日経MJが2020年上期ヒット商品番付発表!注目の商品は?

  昨日発行の日経MJで「2020年上期ヒット商品番付」が発表されました。2

記事を読む

【営業マンの基本】訪問前にすべき事前準備の内容

  商談は、商品を販売するための重要な営業活動であり、成果に繋がる最大のチャ

記事を読む

日経トレンディが気になる2015年ヒット商品ベスト30を発表!

  先日、月刊情報誌「日経TRENDY(トレンディ)」が「2015年ヒット商

記事を読む

日経トレンディが気になる2018年ヒット商品ベスト30を発表!

  先日、月刊情報誌「日経TRENDY(トレンディ)12月号」が「2018年

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

【株初心者】2021年4月第三週の値動きについて思う事

  今週の株取引について自分なりの見解と今後の

【株初心者】2021年4月第二週の値動きについて思う事

  今週の株取引について自分なりの見解と今後の

小学5年生になる娘の為に購入した『準備商品』を紹介

  以前にアップしていた【娘の為に購入した『準

【営業マンの基本】利益の出せる営業活動をする方法とは

  利益が出ない営業は無意味で無駄な活動だと思

【株初心者】2021年4月第一週の値動きについて思う事

  今週の株取引について自分なりの見解と今後の

→もっと見る

PAGE TOP ↑