流行り物から脱却!『クリスピー・クリーム・ドーナツ』の挑戦
公開日:
:
ビジネス
日本には毎年多くの外資系飲食店が進出しています。最初は物珍しさで注目を集め、多くの方が訪れますが、しばらくするとそのまま人気を保つお店と、客足が減り人気が下火になるお店の2つに分かれます。人気の無くなったお店は店舗を縮小したり、最悪日本自体から撤退するお店もあります。たしかに本場の味や雰囲気を体験できるのはうれしいですが、日本には日本独自の文化や慣習があるので本場だからといって、全てが受入れられるわけではないと思います。その事に気づき、最近、色々な取り組みにチャンジしているのがアメリカのドーナツチェーン店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」です。今回は、そんな「クリスピー・クリーム・ドーナツ」について紹介したいと思います。
スポンサードリンク
「クリスピー・クリーム・ドーナツ」とは
「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、1937年にアメリカで創業されたドーナツチェーン店で、元々は地元の食料品へドーナツを販売していました。しかし、温かいドーナツを食べたいというお客さんのリーズを受け、ドーナツ工場の一部にお店をオープン。美味しいドーナツをアツアツのまま食べれることで噂となり、ストアの チェーン展開がスタートしました。1970年代には低迷した時期もありましたが、その後盛り返し、現在は世界27ヶ国、約1100店舗を展開する巨大チェーン店となっています。
「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の改革
「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の日本進出は2006年の東京都渋谷区代々木の「新宿サザンテラス」店で、オープンデッキからドーナツの製造工程を見学できたり、焼きたての商品か提供されるなど、日本に今までなかったシステムが人気を集め、一躍「行列のできるドーナツ店」として一世を風靡しました。しかし、今年日本進出10周年を迎えるにあたり、「流行り物スイーツ」というイメージを払拭し、「地域密着型店舗」に路線を変更。去年末から大規模な店舗閉鎖を実施し、最大64あった店舗は現在46店舗に減少しました。また、新たにオープンするお店はその地域に合った店舗作りを目指し、例えばファミリー層の多い地域では子供を意識した動物を象った店舗限定の商品を販売したり、子供が自由に遊べるキッズルームを併設したり、また妊婦さんが安心して飲めるノンカフェインドリングを販売したりと細かい心配りがされています。「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」の岡本光太郎社長いわく、日本に永く根付くために今後もこのような「地域密着型店舗」を目指していくそうです。
スポンサードリンク
「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の新商品情報
クールクリスピー サンドムラサキイモ&バニラwith黒豆
9月21日(水)発売
新定番デザートドーナツ「クール クリスピー サンド」の第3弾として登場したこちらの商品は、国産の紫芋を使った秋の季節にぴったりなスイーツです。「クールクリスピー サンド」は、アメリカ西海岸でブームになっている「ドーナツサンドイッチ」をアレンジした気軽に食べられるデザートドーナツで、オリジナル・グレーズドをスライスしたモノに、冷たいジェラートとアイスをサンドしています。今回の「クールクリスピー サンドムラサキイモ&バニラwith黒豆」は、国産紫芋を使ったジェラートと濃厚なバニラアイス、 塩味を効かせた大粒の蒸し黒豆をサンドし、日本の秋をイメージした仕上がりとなっています。
モンスタードーナツ「SWEET MONSTER SHOW」
9月14日(水)~10月31日(月)の期間限定発売
ハロウィンシーズンにぴったりのこちらの商品は、おなじみのジャックランタンを象った「キャラメルパンプキンジャック」と、今年初登場の紫芋チョコレートでコーティングされたミイラドーナツ「ムラサキイモミイラ」、同じく今年初登場となる緑色のモンスタードーナツ「メロンソーダモンスター」の見た目もかわいいドーナツです。他にも、定番の「チョコレート カスタード」にスパイダー模様をつけハロウィン仕様に変身させたり、お子様に大人気の「スプリンクル」シリーズからハロウィンカラーに変身した「ハロウィンスプリンクル」が登場しています。これらのハロウィンドーナツとオリジナル・グレーズドがセットになった12個入り「ハロウィンモンスターズダズン」は、ハロウィンオリジナルデザインの箱にマシュマロで作った目玉を特別に追加したモンスターだらけの特別なボックスとなっています。パッケージもおしゃれな、かわいいモンスタードーナツは、ハロウィンパーティを盛り上げること間違いなしです。
まとめ
私も確かに今まで「クリスピー・クリーム・ドーナツ」を「流行り物スイーツ」の1つと思っていましたし、正直あまり特別感を感じられなかったので訪れたこともありませんでした。なので、今回この情報を聞き、どんな風に変化したのか実際に見てみたいと思いました。子供向けの商品の中には、自分でドーナツをデコレーションできる「キッズデコセット」があり、これは娘が喜びそうだなぁと思っています。私が住む兵庫県には甲子園に1店舗しかなく、その店舗がリニューアルしているかはわかりませんが、今度甲子園観戦の時にでも訪れてみたいと思います。
スポンサードリンク
関連記事
-
-
話題のTSUTAYA図書館!今度は神奈川県にオープン!
2013年4月に佐賀県武雄市図書館で話題となったTSUTAYA図書館が、
-
-
【営業マンの基本】アプローチ段階から上手に売り込む方法
商談の第一ステップは自分自身を売り込むことから始まります。上手に売り込む
-
-
日経トレンディが大胆予想!2016年ヒット予想ベスト30を紹介
前回のブログで紹介しました「2015年ヒット商品ベスト30」と同じく、月
-
-
日経トレンディが大胆予想!2019年ヒット予想ベスト30を紹介
前回のブログで紹介しました「2018年ヒット商品ベスト30」と同じく、月
-
-
【営業マンの基本】訪問前にすべき事前準備の内容
商談は、商品を販売するための重要な営業活動であり、成果に繋がる最大のチャ
-
-
日経MJが2018年ヒット商品番付発表!平成最後の番付は?
12月5日付で日本経済新聞社が発行している「消費や流通等のマーケティング
-
-
【営業マンの基本】言葉遣いは大切に
「言葉」は人柄を表すモノ。「心の触れ合いは言葉遣いから」と言うように、態
-
-
今、奈良観光がお得!宿泊費値引きキャンペーン開催中
以前のブログでも紹介しました今年注目の奈良県。毎年約3500万人が訪れる
-
-
日経MJが2020年上期ヒット商品番付発表!注目の商品は?
昨日発行の日経MJで「2020年上期ヒット商品番付」が発表されました。2
-
-
【営業マンの基本】販売分析の重要性
売上を向上するためには、営業マンが自身の営業活動の結果が「良かったのか」