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今人気のYouTuberが作りだす動画ビジネスの経済効果について

公開日: : ビジネス

 

つい先日(8/30)、YouTuberをマネジメントしている企業UUUM(ウーム)株式会社が東証マザーズに上場を果たし、株価は、売り出し価格2,050円に対して3.3倍となる6,700円の初値を付けました。上場初日は、買い注文が殺到したことで値が付かず、取引が出来ない事態となったことでネット上でも話題となりました。私も何とかUUUM株を購入しようと、新規株の抽選に参加したのですが、見事に落選。甘い汁にあやかることが出来なかったのは残念でしたが、今回株取引をそれ程したことが無い私ですら関心を持ったくらいの出来事であり、それだけYouTuberの注目度は抜群に高いことが分かります。

昨今のスマホの普及やWifi環境の充実により、10代~20代の若者を中心に視聴されているYouTubeの動画ですが、40代の私ですら毎日欠かさず、気に入ったYouTuberのチャンネルを結構な時間視聴しております。その影響からか地上波テレビを視聴する時間はめっきりと減りました。

YouTubeの動画は3年前ほどから視聴時間が増えていると言われており、それにより若者のテレビ離れが加速していると言っても過言ではありません。そして、今年ソニー生命保険が調査し発表した、将来なりたい職業ランキングでは、男子中学生の第3位に「YouTuberなどの動画投稿者」がランクインしたことがニュースとなり、子供達の憧れの職業にもなりました。お笑いコンビの博多華丸・大吉さんが優勝した「THEMANZAI2014」で披露した漫才のネタの中に、「YouTuberになりたい」と言い出すところが有名で、当時ぐらいからYouTuberの知名度は急激に上がり出したのも印象的ですね。

そんな大人気な職業YouTuberが作りだす動画ビジネスの経済効果とはいったいどんなものなのか気になり、一度調べて観ることにしました。これからYouTuberを目指す方や、YouTuberに憧れている若者への予備知識として参考になれば幸いです。

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YouTubeの動画ビジネスについて

多くの企業が参戦しているYouTubeの動画広告ですが、どんな種類の広告が存在するかご存知ですか?簡単に言えばタイプは2種類あります。

一般的なYouTube動画の広告

YouTubeパートナープログラム

動画の再生画面に表示される広告になります。気になる広告収入ですが、1つの広告でYouTuberが受け取る一般的な広告単価は約0.1円と言われており、再生回数に応じてGoogleから広告の収益が支払われます。但し、現在では視聴回数が10,000回未満のチャンネルは動画に広告が表示されないようになっています。※Googleサポートから参照

広告単価約0.1円は、あくまでもYouTuberの平均値であり、広告単価はYouTuberによっては大きく違う可能性はあります。この辺りは定かではないのですが、大物YouTuberと若輩YouTuberとでは大きな差は生じていると考えられます。場合によっては、広告単価が約0.01円程度になることもあるそうです。

タイアップ型のYouTube動画

タイアップ動画

YouTuberの方々は企業案件とも言っていますが、その名の通り企業からのリクエストに応じて、提示された企画に沿って、YouTuberが企業と協議を重ねて動画を作成する広告になります。このタイプが今最も注目されていて、多くの企業が活用しているYouTube動画広告になります。気になる報酬額ですが、企業側やYouTuberの方々が正確に公表している訳ではないので詳細は何とも言えませんが、ある有名YouTuberが動画の中で、企業案件のギャラ相場を教えてくれています。具体的には、企業案件1つに対する報酬相場は、チャンネル登録者数の1.5倍だと明言しています。そもそも登録者数の低いYouTuberには企業案件の依頼は来ないと思いますので、該当するYouTuberは登録者数の多い大物YouTuberが対象になるでしょう。最も登録者数が多く有名なYouTuberは、何と言ってもヒカキンさんになりますが、彼の登録者数は500万人を超えています。単純に登録者数から1.5倍掛けてみると、何と報酬額は750万円にもなります。この金額を月10件扱うだけても7,500万円にもなり、勝ち組YouTuberの収入はとてつもない金額となりますね。

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YouTuberをマネージメントしているUUUM(ウーム)について

YouTuberをマネージメントしている企業は数社ありますが、冒頭でも触れたUUUM(ウーム)株式会社はその中で一番有名で大きな企業となります。UUUMは、2017年5月期の売上高は約69億円、経常利益は3億5000万円を計上しており、8/30に上場も果たしました。現在約180名の専属YouTuberを抱えているそうです。その他にも多数のYouTuberと外部協力関係を結んでいたりと、日本YouTube業界最大手のマネージメント会社になっています。UUUMと契約を結んだYouTuberは、直接Googleと広告に関する契約は結ばずに、代わりにUUUMが窓口となり、再生回数に応じて支払われる広告料や、企業案件の報酬額は一旦UUUMに入り、一定の手数料を差し引かれた収益をYouTuberに還元されるシステムになっています。

また、YouTuberを支援する役割として、制作に専念できるように撮影場所の手配や、事務的な作業、企業との窓口などをサポートしています。その他には、UUUMがライセンス取得している音楽素材や映像素材なども提供してくれたり、YouTubeにおける様々なノウハウなど、いろいろサポートしてくれるので所属するメリットはかなり高そうですね。

 

タイアップ動画(企業案件)の特徴とは

企業が注目しているタイアップ動画の特徴は、人気のあるYouTuberへ直接依頼を出し、対価を支払ってプロモーションを行ってもらうYouTube動画広告になります。

YouTuberが企業案件の動画を投稿する場合は、決められたルールに沿って配信しなくてはいけません。それは、企業側から対価を得て制作された動画であることが分かるようにすることが、YouTubeで定められています。

タイアップ動画の広告タイプについて

プロモーション動画

商品やサービスの知名度を高めるために制作するエンターテイメント性が高い動画

商品説明動画

商品の使用方法や、サービス内容などを伝えるために制作する取扱説明書的な動画

好感度アップ動画

企業や商品などの好感度を上げるために制作する自然と楽しめる読み物的な動画

多くの企業がタイアップ動画を注目している理由

情報量が多く、視聴者が気に入っているYouTuberの投稿された動画広告の方が興味を示す度合も高く、情報が伝わり易いことが大きな理由になります。地上波テレビのCMや街中の広告では偶然目にするレベルなので、5分~10分ほどのYouTube動画の長さは、商品のプロモーションをたくさん入れられるメリットがある上、YouTubeのコメント欄には性別や年齢層、視聴者の生の声が分かるので、広告効果が予測しやすくなります。大物YouTuberの動画は発信力が高く効果が期待できることろが魅力的です。

 

タイアップ動画(企業案件)の流れについて簡単に説明します

主にYouTubeの動画広告を活用している企業は、10代~20代の若者世代をターゲットに、ゲームや若者向け商品を扱っている企業がYouTube動画を活用しています。

タイアップ動画の流れ

  1. まず企業側が人気のあるYouTuberやマネジメント会社へタイアップ動画の依頼をする。そして、対価を支払う。
  2. YouTuberが企業側の企画に沿って動画を作成。YouTubeへ投稿します。
  3. YouTubeへ投稿された動画を視聴者が視聴する。
  4. 企業や商品・サービスなどの認知度がアップ。
  5. 視聴者が商品を購入。

 

上記の流れによって、ダイレクトに視聴者へ企業が望んでいる情報が伝えられるので、購買意欲や認知度を上げることが可能となります。

 

まとめ

冒頭でも書きましたが、お笑いコンビの博多華丸・大吉さんが漫才のネタで言った「YouTuberになりたい」は、今や若い世代の代名詞になってきました。私のような40代では、今更参戦するのは敷居が高く、毎日動画を投稿するパワーとアイデアはとても難しそうです。今後は、ほぼノーリスクで一攫千金を掴める職業としてYouTuberになる若者は増え続けると思われます。ただ、多くの者が参戦することで動画コンテンツは飽和状態となり、広告料金は今後さらに低下してくると予想されます。その分、企業側からのタイアップ動画もどんどん増えるでしょうが。

また、成功ばかりではなく不安要素もあります。コンプライアンス問題などで炎上してしまうYouTuberも益々増えることになるでしょう。長期にわたり稼ぎ続ける難しさや、継続する力は並大抵の所業ではありません。多くのYouTuberは無収入のままYouTubeから退場する可能性も低くありません。成功者は登録者数上位10%ぐらいとも言われるほどです。

今後どのようになっていくか分かりませんが、本来YouTubeの目的は、動画を撮るのが好きで、楽しみながら動画を制作することだと思います。その上で、付加価値として動画ビジネスが成り立てば成功なのかなと私自身は感じています。今後ともYouTubeを注目していきたいと思います。

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