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日経MJが2019年ヒット商品番付発表!令和最初の番付は?

公開日: : 最終更新日:2019/12/05 ビジネス

 

12月4日付で日本経済新聞社が発行している「消費や流通等のマーケティング情報に特化した専門紙」日経MJ(Nikkei Marketing Journal)から「2019年ヒット商品番付」が発表されました。2019年の1年間を通して番付されたモノで、「2019年上期ヒット商品番付」と同じ商品や上期の発表以降に話題になった商品がランキングされています。今回の番付は平成から令和に変わり、消費者のトレンドが多様化するなかで、脚光を浴びた新商品や新サービスが選ばれる番付となりました。今回は今年1年、話題となった商品を総まとめした「2019年ヒット商品番付」を詳しく紹介したいと思います。

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2019年ヒット商品番付

この「ヒット商品番付」は、下記の通りに基づき作成されています。

日経MJが消費動向や世相を踏まえ、売れ行き、開発の着眼点、産業構造や生活心理に与えた影響などを総合的に判断して作成した。「東・西」は大相撲の番付表にならい東方が西方より格上であることを示す。

引用元:日経MJの1面より抜粋

東の番付

【横綱】ラグビーW杯


9月~11月に日本で開催されたアジアで初めてのラクビーW杯。日本チームは予選リーグを全戦全勝の1位で決勝リーグに進出し日本中を熱狂させた。決勝リーグの南アフリカ戦では瞬間最高視聴率49.1%、平均視聴率41.6%を記録、これは今年の全番組の中の最高世帯視聴率となった。日本代表の活躍に「にわかファン」も急増、その結果、延べ170万人の観客動員を達成するスポーツイベントとしては大成功とも言える結果を残した。尚、先日発表された今年の流行語大賞にはラグビー日本代表のスローガンとなった「ONE TEAM」が選ばれている。

【大関】令和


今年の5月に202年ぶりの譲位により約30年続いた「平成」の時代がおわり、新しく「令和」の時代がはじまりました。改元に伴うセールや元号グッズの販売、10連休中の旅行者増加や改元婚等日本経済にも大きな影響を与えました。尚、日本列島を襲った台風対応に全力を期すため11月10日に延期された天皇陛下即位パレードは平成時(約11万7000人)を上回る約11万9000人が集まり、両陛下に祝福の歓声を上げた。

【関脇】天気の子


「君の名は。」で歴史的ヒットを生み出した新海誠監督の新作映画。興行収入140億円突破は2019年公開映画の中で堂々の1位を記録。2作連続100億超えを果たした監督は宮崎駿監督以来2人目となる。

【小結】ウーバーイーツ


2016年9月に東京で始まった宅配代行サービス。好きな時間に働ける副業としてウーバーイーツを行う労働者の増加と消費税改正での軽減税率適用で利用者が増加、一気に拡大した。現在の登録店舗は1万4000店で前年同月の4倍になっている。

【前頭】ライオン「ルックプラス バスタブクレンジング」


「こすらず洗える」使い勝手の良さが風呂掃除嫌いの主婦の間で大ウケし、リピーターを増やした。2018年9月の発売から1年で2200万本を販売し、以前は10%も満たなかった浴室洗剤市場でライオンは20%超えの快挙を達成した。

【前頭】渋谷スクランブルスクエア


11月に開業した渋谷再開発の目玉となる高さ約230mの高層商業施設。開業後4日間で延べ33万人が来館した。

【前頭】ハンディファン


今や夏の定番商品とも言えるハンディータイプの扇風機。首にかけるモノや折りたたみ式のモノ等その種類は多彩でまた実用性のみならずファッション性の高いモノも続々と登場した。

【前頭】渋野日向子


8月に行われた AIG全英女子オープンで日本勢42年ぶりのメジャー制覇という偉業を成し遂げた。また、試合中に見せる屈託のない笑顔が多くの国民の心をつかみ、国内ツアーでは渋野選手見たさに多くのファンが押しかけ一時問題となった。今年の賞金女王争いでは同世代の鈴木愛選手と最終戦までし烈な戦いを見せたが、あと一歩およばず2位という結果となった。

【前頭】アナと雪の女王2


興行収入255憶円の大ヒットアニメーション映画の続編。前作『アナと雪の女王』の制作陣が再集結した本作品は、閉ざされたアレンデール王国を開き、新しい世界で仲間と過ごす主人公が不思議な歌声に導かれ、オラフやクリストフとともにエルサの魔法の力の秘密を解き明かす旅に繰り出す姿が描かれている。11月の公開から10日間で338万人を動員、興行収入は43億円を突破。これは、「トイ・ストーリー4」をこえて、ディズニー・アニメーション史上最短となる記録。

【前頭】お皿いらず冷食


今年の8月にマルハニチロが発売した「ワイルディッシュ」はレンジでチンし、開けたらすぐ食べられる便利さがウケ、計画比の2倍の売上を記録した。

【前頭】大創産業「UR GLAM」


100円ショップの「ダイソー」で販売中のコスメブランド。おしゃれな色遣いと高級感あるパッケージで人気を集め、総販売数は半年で1000万個超えとなった。

【前頭】Official髭男dism


「ヒゲダン」で知られる男性4人組ロックバンド。オシャレでPOPな楽曲と高い演奏力、ボーカルのハイトーンボイスが若者の間で絶大な人気を集め映画の主題歌になった「Pretender」はオリコンストリーミングチャートで28週連続1位を記録した。年末のNHK紅白歌合戦にも初出場する。

【前頭】脱プラスチック


海洋汚染対策の取り組みとして企業間でプラスチックごみ削減への動きが拡大、外食業界では持ち帰り用の容器等をプラスチック製のものから植物由来の素材に切り替える動きが加速した。スターバックスジャパンは11月に、2020年夏までに国内全店舗のプラスチック製のストローを全廃すると発表した。

【前頭】あなたの番です


今年の4月から日本テレビ系列で放送されていたミステリードラマ。毎回、予測不可能な展開で視聴者をハラハラさせることで話題となり、また、SNSでは番組ハッシュタグ「#あなたの番です」がTwitter世界トレンド1位にランクインするほどの盛り上がりを見せた。最終回では日本テレビ系列日曜ドラマ枠が創設されて以来の最高視聴率19.4%を記録した。

【前頭】吉野家「超特盛」


創業120周年の記念看板商品として28年ぶりに登場した新サイズ。米が並盛の1.4倍、肉が2.4倍の特大サイズが食べ盛りの若年層男性の他、吉野家を長年支持している人に支持され、発売後1ケ月で100万食を達成した。この想定以上のヒットにより、吉野家は2019年8月中間決算の純利益が18億円となり、2年ぶりの黒字転換となった。

【前頭】ゼンリー


自分の現在地と友達の現在地を共有する位置情報共有アプリで、中高生の新たな連絡手段として人気を集めた。

【前頭】マーナ「トーストスチーマー」


水に浸して、パンと一緒にトースターに入れて焼くだけで外側はサクッと内側はふわっとした食パンが焼ける素焼きの陶器。1月の発売から10月末までで14万個以上を出荷している。

【前頭】ゴールデンフィールド「睡眠用うどん」


約10分で眠らせる頭ほぐしが人気で現在約48万人が予約待ちしていると言われている「悟空のきもち」の運営企業が発売したうどんの麺を模した布団。インパクトのある見た目とネーミングがSNSで話題となり、発売前予約で初月生産分500個が完売、現在も発送待ち状態となっている。

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西の番付

【横綱】キャッシュレス


消費税増税のともに始まった「キャッシュレス消費者還元事業」や来年7月以降にマイナンバーカードとキャッシュレス決済を連携することで国からプレミアム分のポイントが貰える「マイナポイント」など、 国をあげてキャッシュレス化を推進する動きが追い風となって利用者や導入店が急増。スマートフォン決済サービス「PayPay」は、今年の8月に1,000万人を突破後、約4カ月後となる11月に2,000万人達成を記録している。

【大関】タピオカ


大手企業も続々と参入し、1~10月のタピオカ輸入量が2018年通年の4.6倍になった。また、タピオカドリンクを飲むことを指す「タピる」が今年の流行語大賞ベストテンにも選ばれている。

【関脇】ドラクエウォーク


「ドラゴンクエスト」初となるスマートフォン向け位置情報ゲーム。敵と戦いながら経験値をためてキャラクターを成長させていく従来のドラゴンクエストと同様の展開が中高年にウケ、リリースから約2カ月で1000万ダウンロードを突破した。ダウンロード数もさることながらその課金率の高さも話題となった。

【小結】こだわり酒場のレモンサワー


サントリースピリッツが発売した自宅で簡単に本格レモンサワー缶。2018年の発売以来人気を集め、年間販売数量は当初の年間計画の3.8倍に当たる800万ケースの見込み。

【前頭】任天堂「ニンテンドースイッチライト」


人気ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の携帯専用機。外出先でも気軽に遊べると人気を集め、発売から2ヶ月で62.8万台を売り上げた。

【前頭】バスチー


ローソンが3月に発売した独特の食感と味わいが話題のチーズケーキ。ローソンでは発売3日間で100万個を突破、累計販売数も3200万個を記録した。この人気により、他のコンビニやスーパーでも続々と発売するようになった。

【前頭】鬼滅の刃


「週刊少年ジャンプ」で連載中の家族を鬼に殺された主人公が鬼になった妹を人間に戻すべく、鬼と壮絶なバトルを繰り広げる人気漫画。今年の4月から放送されたテレビアニメが人気を集め、中高生のみならず大人の女性のファン層をつかんだ。最新巻の初版発行部数が100万部を達成、シリーズ累計で2500万部を突破した。

【前頭】八村塁


今年6月に行われたNBAドラフト会議で日本人初となるドラフト1巡目9位指名を受け、ワシントン・ウィザーズに加入したバスケットボールプレーヤー。開幕戦でいきなりスタメンデビューし、その後も連続で先発出場をする活躍を見せている。来年の東京オリンピックでは、日本中がその活躍を期待している。

【前頭】サンエックス「すみっコぐらし」


2012年に日本人の「隅っこが好き」という気持ちをテーマに作られた人気キャラクター。小学生から大人まで幅広い女性と台湾などのアジア圏で人気を集め、2019年の市場規模は前年比の1.5倍に増加した。11月に公開された初の映画作品は中規模上映にも関わらずすでに70万人を動員している。

【前頭】カニカマ


高たんぱく質、低カロリー食材として以前から体を鍛えている人たちの間で注目されていたが、人気テレビ番組で「筋肉をつける最強食材」と紹介されたことでその注目度が一気に上昇した。その影響で最近ではソーダ味などの変わり種も登場するようになった。

【前頭】ロート製薬「デオコ」


女性向けの加齢臭ケア商品。独特の甘い香りが女性だけでなく男性の間でも人気を集め売り切れする店舗が続出。発売11カ月間で想定の約1.5倍を出荷する大ヒットとなった。

【前頭】ソニー「ワイヤレスイヤホン WF-1000XM3」


毎年その市場を広げている完全ワイヤレスイヤホンの中で、電車内や街中でも静かに音楽を聴けると注目されている高性能のノイキャン(ノイズキャンセリング)機能を搭載した話題の商品。

【前頭】セルフ美容室

エステ、脱毛、髪染め等をセルフサービスで行う美容室が増加、そのお得感が女性の心を掴んだ。カットとカラーに特化した低価格美容室の「チョキペタ」は年々店舗数を拡大し、今では4年前の4倍となっている。

【前頭】横浜流星


ドラマ「初めて恋をした日に読む話」で演じた不良高校生役でブレーク、その後、数々の話題作に出演した今年最も注目を集めた俳優。今年の3月に発売された写真集は、写真集年間売上ランキング2019ベスト10で男性タレントとして唯一ランクインした。

【前頭】原価酒場

5年ぶりの消費税増税により酒類の物価が上がる中、今年になって酒類を原価で売る飲食店が増加。首都圏で20店舗を展開している日本酒が原価で飲める居酒屋「日本酒原価酒蔵」では、酒類で利益を稼ぐのではなく新たなファンを取り込むことで利益を拡大、一部の既存店では売上高が前年比の20%以上の伸びとなった。

【前頭】こども六法


小学生の生活に関する法律をイラストつきで分かりやすく解説した子供向け法律書で、子どもだけでなく保護者や先生にとっても役に立つ内容だとネット上で話題となった。発行部数は28万部超えを記録している。

【前頭】ゼブラ「ブレン」


筆記に感じる微妙な振動を抑え、その振動からくるストレスを軽減したボールペン。2018年12月に発売され、これまでに300万本以上を販売している。

【前頭】オオカミちゃんには騙されない


AbemaTVで放送されているオリジナルの恋愛リアリティー番組のシリーズ第6作目。番組内で繰り広げられる恋の駆け引きが女子中高生や20代女性の間で人気となり、その視聴回数は4500万超えとなった。尚、全シリーズ累計での視聴回数は1.5億回超えを記録している。

 

その他の賞

【殊勲賞】井上尚弥


各団体の世界王者4人を含む8人が1年をかけて対戦し、真の最強王者を決めるトーナメント大会、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズバンダム級で初代王者に輝いた世界WBAスーパー&IBF王者。決勝戦では5階級制覇の戦績を誇るフィリピンのノニト・ドネアとボクシング史上に残る名勝負を繰り広げ、多くのファンに感動を与えた。

【敢闘賞】東京モーターショー


今年の10月に開催された自動車に関する最新の技術やデザインについての情報を紹介する日本最大の見本市。今回から高校生以下を無料にしたり、子供向け職業体験ブースを設けたことで親子連れが殺到。総来場者数は前回を大きく上回る130万0900人となった。総来場者数が100万人を突破するのは2007年以来12年ぶりとなる。

【技能賞】りんごちゃん


決め台詞の「ミュージック・スターティング!」とぽっちゃり体系からは想像できない野太い歌声が話題のものまね芸人。1月に出演したお笑い番組で披露した芸が大絶賛を受け、その後、メジャーなお笑い番組にはほとんど出演する人気芸人となった。11月末時点での年間出演テレビ番組は110超にのぼっている。

【話題賞】東京五輪カウントダウン


東京オリンピック・パラリンピックまで半年あまりとなり、関連競技や商戦はカウントダウンモードとなった。11月に始まった五輪チケット2次申し込みには約100万枚のチケットに対し、販売サイトに約645万件のアクセスがあった。また、オリンピック代表を決める競技大会も注目を集め、マラソンの選考大会のテレビ放送では視聴率が16.4%を記録、国民の関心の高さを伺わせた。

【残念賞】闇営業

6月の週刊誌の報道をきっかけに、吉本興業やその他の事務所に所属する芸人の会社を通さない、いわゆる闇営業の存在が浮き彫りになった。このことで多くの芸人が活動を自粛する騒動となり、また吉本興業では所属芸人と契約書を交わさないマネジメントの在り方が問題視された。

 

まとめ

「2019年ヒット商品番付」は、新しい時代の幕開けにふさわしい多種多様なランキングだと思いました。特にその中でも私が印象に残ったのは西の前頭に選ばれた八村塁選手や東の前頭に選ばれた渋野日向子選手、殊勲賞に選ばれた井上尚弥選手などこれからの日本スポーツ界を担うプロアスリートがランキングされていたことです。スポーツ好きの我が家としてはこれらの選手たちが今後どのように活躍するの是非期待して観ていきたいと思います。来年の「ヒット商品番付」はどんなラインナップになるのか今からとても楽しみです。

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