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東野圭吾作品の実写化『映画&ドラマ』おすすめベスト15を紹介

公開日: : 最終更新日:2016/04/27 おすすめ情報

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今までたくさんの記事を発信してきましたが、その中で当サイト人気ナンバーワンを誇っているのが【東野圭吾作品のおすすめベスト10を紹介】です。私自身も東野圭吾作品は大好きで殆どの作品は読んでいます。また、原作の人気が高いことから映画化やテレビドラマ化も数多く公開されています。そんな実写化された作品の中から、私が観た「東野圭吾作品の実写化」お気に入りベスト15作品を紹介したいと思います。あくまでも私的におすすめする映画&ドラマなので、面白いと感じるかは個人差によって変わりますので、ご了承のほどお願い致します。

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おすすめ「映画&ドラマ」ベスト15の紹介

ネタバレにならない程度に、内容と感想を紹介したいと思います。兎に角、原作に思い入れがある私としては、「映画&ドラマ」がどんな出来栄えになっているか気になる作品ばかりでした。小説は読んだが実写化をまだ観ていない方はより楽しめると思います。まだ東野圭吾作品を知らない方は、映画&ドラマを切っ掛けにファンになるかもしれません。私がそうだったように。

1位:【映画】容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]

公開

2008年10月4日

興行収入

49億2000万円

主なキャスト

湯川学:福山雅治
帝都大学物理学准教授。通称「ガリレオ」。

内海薫:柴咲コウ
貝塚北警察署の女性刑事。

草薙俊平:北村一輝
警視庁捜査一課所属、警部補。帝都大学社会学部卒業で湯川とはバトミントン部の同期。

石神哲哉:堤真一
高校数学教師。帝都大学工学部数学科卒業で、天才数学者。湯川とは同級生。

花岡靖子:松雪泰子
赤坂でホステスをしていたが、転職して弁当屋「みさと」の店長になる。元夫から逃げるように住居を転々としている。

花岡美里:金澤美穂
靖子の一人娘で中学生。バドミントン部所属。

あらすじ

内海刑事から殺人事件の相談を受けた帝都大学物理学准教授の湯川は、関係者の中に大学の同級生で親友だった天才数学者の石神を知り再会する。そんな石神が密かに好意を寄せているアパートの隣人・花岡靖子がやむなく殺人を犯してしまう。殺害に気付いた石神は犯罪を隠蔽し、愛する女性と娘を守るために完全犯罪を計画する。湯川は石神が事件に深く関与しているのではと疑念を抱く。お互い天才と認め合った二人が繰り広げる対決に、予想のつかない結末を迎える。

感想

私が初めて東野圭吾作品に触れた映画です。石神役の堤真一の演技に魅了され、また、最後の真相に迫るシーンは鳥肌が立ち、驚愕のラストは凄いの一言。さすが直木賞作品はストーリーが素晴らしかったです。一部オリジナルシーンもありましたが、ほぼ原作通りの仕上がりになっていました。この映画には多くを語る必要はないと思います。是非観ていただきたいです。

おすすめ度:★★★★★

 

2位:【映画】真夏の方程式

真夏の方程式 DVDスタンダード・エディション

公開

2013年6月29日

興行収入

33億1000万円

主なキャスト

湯川学:福山雅治
帝都大学物理学准教授。通称「ガリレオ」。

岸谷美砂:吉高由里子
貝塚北署刑事課強行犯係の女性刑事。ガリレオの新しい相棒。

草薙俊平:北村一輝
警視庁捜査一課所属、警部補。帝都大学社会学部卒業で湯川とはバトミントン部の同期。

柄崎恭平:山﨑光
10歳の少年(原作では小学校5年生)。夏休みを玻璃ヶ浦の旅館「緑岩荘」で過ごす。ガリレオのことを「博士」と呼ぶ。

川畑成実:杏
重治・節子の娘。恭平の従姉弟。15年前に玻璃ヶ浦に移り住んでから海の環境保護活動に力を入れている。活動団体の代表を務める。

川畑重治:前田吟
旅館「緑岩荘」の経営者。自動車会社に勤めていたが、父親の跡を継ぐため玻璃ヶ浦に戻ってきた。成実の父。恭平の伯父。

川畑節子:風吹ジュン
重治の妻。成実の母。恭平の伯母。結婚前は居酒屋の看板娘だった。

塚原正次:塩見三省
元・警視庁捜査一課の刑事。旅館「緑岩荘」の宿泊するが、翌日に死体で発見される。

仙波英俊:白竜
15年前のある事件で塚原に逮捕された殺人犯。亡き妻が玻璃ヶ浦の出身。

あらすじ

夏休みに10歳の少年・柄崎恭平は両親の仕事の都合で、親戚がいる玻璃ヶ浦の「緑岩荘」という旅館で過ごすことになる。美しい海を誇る玻璃ヶ浦では、海底資源の開発計画が持ち上がっており、帝都大学物理学准教授の湯川は開発計画の説明会に招待され、「緑岩荘」に滞在することに。「緑岩荘」には他に塚原正次という男性が宿泊していた。翌朝、「緑岩荘」の近くの堤防で塚原正次の変死体が発見される。地元警察は、塚原の死を転落事故として処理しようとするが、塚原が元捜査一課の刑事であることや、死亡事故に不可解な点があることから、岸谷美砂刑事が湯川に捜査協力を依頼する。

感想

この作品は、原作も素晴らしいですが、実写化も相当面白かったですね。かなり完成度の高く、原作を読んでいた時のイメージそのままにガリレオ先生と少年との心温まる関係が伝わってきます。トリックそのモノ自体は複雑ではなく、事件の背景の複雑さや驚愕の真実には、鳥肌が立つストーリーとなっています。最後にガリレオ先生が少年に「忘れるな。君は1人じゃない。」と語るシーンは、少年の将来を思いやるガリレオ先生が優しく、二人の絆を表していました。この作品で福山雅治とガリレオが完全にリンクしたように私は感じました。少年役のキャスティングも良かったと思いました。素朴な少年を見事に演じていて、作品のイメージに合っていました。

おすすめ度:★★★★★

 

3位:【ドラマ】流星の絆

流星の絆 DVD-BOX

公開

TBSテレビで2008年10月17~12月19日まで全10話放送。

視聴率

平均視聴率16.6%
最高視聴率22.6%(最終話)

主なキャスト

有明功一:二宮和也
三兄妹の長男。幼い頃、両親が何者かに殺され、泰輔と静奈を守ろうと決意する。責任感が強い。詐欺グループ「アリアケ3」のリーダー。

有明泰輔:錦戸亮
三兄妹の次男。事件の夜、犯人と思しき顔を目撃している。あまり頭が良くないが行動力がある。詐欺グループ「アリアケ3」の実行役。

有明静奈:戸田恵梨香
三兄妹の末っ子。母(塔子)の連れ子で、功一、泰輔とは血の繋がりはないが本人は知らされていない。かなりの美貌。詐欺グループ「アリアケ3」の実行役でハニートラップで巧みに男を騙す。

有明幸博:寺島進
洋食店「アリアケ」の店主。功一、泰輔、静奈の父。正確は大雑把で、ギャンブル好き。幸博の作る「ハヤシライス」は絶品で、このメニューのお蔭で店は繁盛していた。ある日、何者かに殺害される。

有明塔子:りょう
幸博の妻(再婚)。静奈の実の母で、功一、泰輔とは血の繋がりはない。幸博と一緒に「アリアケ」を切り盛りしている。ある日、幸博と共に何者かに殺害される。

戸神政行:柄本明
大手洋食チェーン店「とがみ亭」の経営者。行成の父。横浜で潰れ掛けの洋食屋から、大手洋食チェーン店まで成長させる。ある日ハヤシライスが一躍名物になり名店と言われるようになるが・・・。

戸神行成:要潤
大手洋食チェーン店「とがみ亭」の御曹司。政行の息子。父からオープン予定の麻布十番店のオーナーに任命され、店の看板メニュー、オリジナルハヤシライスを試作することに。なかなかの男前、仕事熱心で真面目。功一達「アリアケ3」から詐欺のターゲットにされる。

戸神貴美子:森下愛子
政行の妻で行成の母。

柏原康孝:三浦友和
横須賀署のベテラン刑事。洋食店「アリアケ」事件を担当。捜査を通じて功一達三兄妹には親身になる。息子を心臓病で亡くし、妻とは離婚している。チョコレート好き。

萩村信二:設楽統(バナナマン)
横須賀署の刑事。洋食店「アリアケ」事件を柏原と共に担当していた。事件当時、幼い三兄妹に犯人を絶対に捕まえると約束するも、未解決のまま時効を迎えることを気にしている。

あらすじ

洋食店「アリアケ」の幼い三兄妹(功一、泰輔、静奈)は、真夜中に家を抜け出し、獅子座流星群を見に行く。そして自宅へ戻ると、そこには何者かに殺害された両親の姿が。惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹は、養護施設で幼少期を過ごした。大人になった三兄妹は、静奈が詐欺にあったのを切っ掛けに詐欺グループ「アリアケ3」を結成する。洋食店「アリアケ」事件の時効を迎えたようとしていた頃、大手洋食チェーン店「とがみ亭」の御曹司・戸神行成を詐欺のターゲットにした三兄妹。行成の父の政行が、両親が惨殺された時間に家から出てきた人物に似ていることに次男・泰輔が気付く。「とがみ亭」の名物ハヤシライスの味から、三兄妹は政行が両親を殺害しレシピを盗んだ犯人だと確信する。しかし、14年前の事件の復讐計画を仕掛ける三兄妹に大きな誤算が生じる。「兄貴、妹は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」。妹・静奈の恋心だった。

感想

この作品も原作を読む前にドラマを観ました。原作はシリアスな復讐劇の作品ですが、ドラマ版では宮藤官九郎が脚本を手掛け「笑い」をふんだんに取り入れられたコミカルな作風に仕上がっています。作品の内容は原作と大筋合ってますが、ドラマ独自の展開と結末に原作ファンには賛否両論上がりましたが、私的にはかなり面白かったです。さすが「クドカンワールド」炸裂といった感じで、コメディタッチが絶妙で、それでいてシリアスなシーンもしっかりと描かれているのが良かった。結末も後味スッキリで見応えあるドラマになっています。このドラマを切っ掛けに原作へ流れた私としては十分におすすめできる作品です。

おすすめ度:★★★★★

 

4位:【映画】手紙

手紙 プレミアム版 [DVD]

公開

2006年11月3日

興行収入

12億円

主なキャスト

武島直貴:山田孝之
両親を亡くし兄・剛志と二人暮らし。直貴が高校3年生の時、兄が強盗殺人を犯してしまい、加害者の家族として人生を過ごすことになる。人生の転機を迎えるたびに兄の犯罪が邪魔をし、苦悩する日々を繰り返す。お笑い芸人でプロを目指すも断念。ある日、刑務所にいる兄へ離別の手紙を送ることに。

武島剛志:玉山鉄二
直貴の兄。弟想いの優しい兄。弟を養うために一生懸命に働くが、身体を壊して職を失う。弟を大学へ行かせるため、学費欲しさから強盗殺人を犯して刑務所へ。弟を心配し、自身の獄中生活を報告するために毎月一度手紙を送り続けるが、ある日、弟から離別の手紙が届く。

白石由実子:沢尻エリカ
直貴が働く工場の従業員。関西出身。直貴に想いを寄せ、何かと気にかけ精神的な支えとなる。

中条朝美:吹石一恵
直貴の恋人。資産家の娘。事故で顔に一生消えない傷を負ってしまう。

寺尾祐輔:尾上寛之
直貴の同級生であり友人で、お笑いコンビ「テラタケ」を結成する。直貴の良き理解者だったが、誤解から喧嘩別れをしてしまうが、後に真意を知り和解。

緒方忠夫:吹越満
剛志に殺害された被害者の息子。

あらすじ

心優しい弟想いの兄と、兄を尊敬する真面目な弟は、両親を亡くし兄弟二人暮らしをしていた。ある日、剛志が身体を壊し職を失う。弟を大学へ行かせたい焦りから金欲しさに強盗を入るも、老女に見つかり思いがけず殺人を犯してしまう。突然「加害者の家族」というレッテルを背負うことになった直貴は、その後の人生が狂う。進学、就職、恋愛、夢、すべてに兄の犯罪が邪魔をする。そんな直貴の元には毎月一度欠かさず、刑務所の兄から「手紙」が届く。弟を心配し、自身の獄中生活を綴る、剛志の唯一の楽しみでもあった「手紙」。苦悩の日々を過ごす直貴は、ある日、刑務所にいる兄と離別するために「手紙」を送る。

感想

この作品も原作を読む前に映画を観たのですが、兎に角、内容に衝撃を受けました。作品の題名でもある「手紙」を中心に物語が進み、ラストシーンでは涙なしでは観れない映画でした。兄弟愛が強いあまりに事件を犯してしまう兄。突如「加害者の家族」として人生を歩むことになる弟。超現実的な物語が痛々しいほど。身内の犯罪で人生がメチャクチャになることは、現実でも十分に起こりえます。「加害者の家族」として犯罪者と同様に差別も受け、罪と向き合わなくてはいけない。この作品は、罪を犯すと「こうなりますよ!」と問う社会派作品でもあり、家族愛を描いた作品でもある素晴らしい映画です。キャスティングも非常に素晴らしく、山田孝之は訳アリで苦悩する人物を演じるのは上手いですよね。玉山鉄二の演技も涙が出るほど素晴らしかったです。是非、一度でも観ていただきたい作品です。

おすすめ度:★★★★★

 

5位:【ドラマ】新参者

新参者 DVD-BOX

公開

TBSテレビで2010年4月18日~6月20日まで全10話放送。

視聴率

平均視聴率15.2%
最高視聴率21.0%(第1話)

主なキャスト

加賀恭一郎:阿部寛
警視庁日本橋署刑事警部補。練馬署から日本橋署へ異動してくる。元警視庁捜査一課に所属していたが、ある事件の裁判で被疑者の情状酌量を訴えたことで所轄へ異動となった。

青山亜美:黒木メイサ
タウン誌「ドールタウン」記者。以前は毎潮新聞の記者だった。加賀恭一郎とは同じ大学で茶道部のOBと後輩という間柄。

松宮脩平:溝端淳平
警視庁捜査一課殺人班刑事。加賀恭一郎の従弟。

小嶋一道:木村祐一
警視庁捜査一課殺人班主任。

上杉博史:泉谷しげる
警視庁捜査一課殺人班刑事。

三井峯子:原田美枝子
日本橋小伝馬町で起きた絞殺事件の被害者。翻訳家。清瀬直弘の元妻。

清瀬直弘:三浦友和
清掃会社「清瀬ビルサービス」の社長。三井峯子の元夫。

清瀬弘毅:向井理
「劇団あたけ」の劇団員。清瀬直弘と三井峯子の息子。

岸田要作:笹野高史
岸田税理事務所所長。直弘の顧問税理士で清掃会社「清瀬ビルサービス」の税務を任されている。

あらすじ

日本橋小伝馬町で、一人暮らしの40代女性の絞殺死体が発見された。日本橋署に着任したばかりの「新参者」加賀恭一郎は、「未知の土地」日本橋を歩き周りながら、事件の被害者や関係場所を何度も訪れる。事件に残されたいくつかの謎の真相を探るべく、当事者達の様々な「小さな事件」を解決に導き、そしてそれらの解決を通じて「40代女性絞殺事件」そのものの真相に迫る。

感想

東野圭吾作品の中でも大人気の加賀恭一郎シリーズ初のドラマ化した作品。原作は、各章ごとにひと区切りした濃密な物語になっていて、それでいて全ての章が連動して一つの事件に繋がる素晴らしい物語です。ドラマ版では登場人物の若干の変更と追加はあったものの、物語は原作通り忠実に再現され、非常に観やすいドラマになっています。「新参者」は、主人公の加賀恭一郎という人物の特徴と魅力が十分に出ている作品でもあります。加賀恭一郎の凄まじい推察力と、愚っ直なほど地道な捜査をするのがこのシリーズの見所なんです。キャスティングも素晴らしく、加賀恭一郎役の阿部寛は超が付くほどのハマリ役です。小説のイメージそのままってなかなか居ません。それだけでも観る価値のあるドラマになっています。加賀恭一郎シリーズの入門編として、是非観ていただきたいです。

おすすめ度:★★★★☆

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6位:【映画】秘密

秘密 [DVD]

公開

1999年9月25日

興行収入

4億円

主なキャスト

杉田平介:小林薫
食品メーカー勤務の研究員。直子の夫で、藻奈美の父親。妻と娘が帰省中、バス転落事故に巻き込まれ、妻を亡くしてしまう。娘は外傷もなく意識を取り戻すが妻の魂が宿ってしまい、その後奇妙な「秘密」の生活が始まる。体は娘だが、夫婦でもあるという生活に苦悩する。

杉田直子:岸本加世子
平介の妻。実家へ帰省中にバス転落事故に巻き込まれ死亡するが、魂が娘に乗り移ってしまう。娘の若い体で生きていくことに戸惑いを感じながらも、娘の為、そして新たな人生の為に「藻奈美」として生きていくことを決意。自身の経験から脳への関心により医学部へ進む。新たな高校生を過ごす中で、夫「平介」から嫉妬され苦悩する。

杉田藻奈美:広末涼子
平介と直子の娘で17歳の高校生。母と一緒にバス転落事故に巻き込まれた際、母が身を挺して守ってくれたおかげで外傷も無く奇跡的に助かるが、魂は母「直子」のものになってしまう。

梶川幸広:大杉漣
バス転落事故を起こしたバスの運転手。自身も事故で死亡。超過勤務をしていたことが事故の原因だったと判明する。仕事熱心で心優しい性格と、事件の真相で明らかに。事故の切っ掛けは・・・。

梶川文也:金子賢
バス運転手・幸広の息子で大学生。幼い頃、突然自分と母を捨てた幸広を憎んでいる。事件後は、大学を辞め、ラーメン屋で働く。

橋本多恵子:石田ゆり子
藻奈美の高校の担任教師。藻奈美の魂が母「直子」に変わったころを知らない。事件後、平介と藻奈美を気にかけ、密かに平介に思いを寄せる。

相馬春樹:伊藤英明
藻奈美の高校時代の先輩。藻奈美に恋心を寄せアプローチする。彼の存在により、平介が嫉妬し、藻奈美(魂は直子)との関係に溝が深まる。

あらすじ

妻・直子と娘・藻奈美は、妻の実家へ帰省中にバス転落事故に巻き込まれる。直子は死亡するが、藻奈美は母が身を挺して守ってくれたおかげで、奇跡的に無傷のまま意識不明の状態で搬送される。回復して意識を取り戻した藻奈美だったが、魂は直子のものになっていた。藻奈美の若い体に宿った直子は、妻としての夫婦生活と、藻奈美としての高校生活に戸惑いながらも、新たな人生を生きていくことを決意する。平介との奇妙な「秘密」の生活がはじまる・・・。

感想

この作品は、映画化・ドラマ化にもなり、海外でもリメイクされたほどの名作です。原作好きな私はドラマ版より映画版の方が良かったですね。映画版は、キャスティングが非常にハマっていて、父親役の小林薫が、絶妙に苦悩と葛藤を表現していて自分に置き換えてしまうほど感情移入してしまいました。作品の設定自体はあり得ないのですが、同じ既婚者で一人娘を持つ私としては、同じ立場だったらどの様な行動をとるだろうかと考えさせられる辛い映画でした。あと、娘役の広末涼子の演技も良かったと思います。「直子」を演じていた時の表情や言葉使いは、年齢も若いのに、非常に艶っぽいイメージが印象的でした。この作品のラストに待っている切ない「秘密」があきらかにされるシーンは熱いモノが込み上げてきます。良い映画です。

おすすめ度:★★★★☆

 

7位:【映画】麒麟の翼

麒麟の翼~劇場版・新参者~ 通常版 [DVD]

公開

2012年1月28日

興行収入

16億8000万円

主なキャスト

加賀恭一郎:阿部寛
警視庁日本橋署刑事警部補として勤務中。

松宮脩平:溝端淳平
警視庁捜査一課殺人班刑事。加賀恭一郎の従弟。

金森登紀子:田中麗奈
加賀恭一郎の父・隆正の最後を看取った看護師。お節介焼きで父親の三回忌に参列するよう加賀恭一郎を説得する。

青柳武明:中井貴一
日本橋事件の被害者。建築部品メーカー「カネセキ金属」の製造本部長。

青柳悠人:松坂桃李
武明の息子。高校生。中学校時代は水泳部に所属。

八島冬樹:三浦貴大
日本橋事件の容疑者。職務質問を受けた際に逃走しトラックに撥ねられ死亡。以前「カネセキ金属」に派遣社員で就労していたが、ある出来事で派遣契約を切られた。

中原香織:新垣結衣
八島の恋人で同棲中、妊娠している。福島県出身で八島とは一緒に養護施設で育つ。

小竹由紀夫:鶴見辰吾
「カネセキ金属」の工場長。

杉野達也:山崎賢人
青柳悠人の同級生で高校も同じ。中学時代は水泳部に所属。

黒沢翔太:聖也
青柳悠人の同級生。中学時代は水泳部に所属。

吉永友之:菅田将暉
青柳悠人たち中学時代の水泳部の後輩。中学の時、練習中に溺れてしまい一命を取り留めたが、植物状態になってしまう。

糸川肇:劇団ひとり
青柳悠人たちが中学時代の水泳部顧問。

あらすじ

東京・日本橋の中央にある「麒麟像」にもたれかかる男を巡査が目撃する。近寄ると男の胸にはナイフが刺さっていた。その男の名は青柳武明といい、瀕死の重傷を負いながらも日本橋の「麒麟像」まで辿り着き力尽きたのだった。加賀恭一郎と松宮脩平は、この事件に加わり捜査を始めるが、捜査中、事件現場付近で不審な若い男が職務質問中に逃走しトラックに撥ねられ昏睡状態に陥っていることが判明。男は免許証から八島冬樹という名だと分かり、さらに八島冬樹は日本橋で殺害された青柳武明の持っていた財布と鞄を所持していた。捜査が進むにつれ、被害者と被疑者には「ある関係」があることも浮上し、警察は八島冬樹を犯人と断定し犯行の裏付け捜査を始める。
「彼が人殺しをするはずがない」と、昏睡中の八島冬樹の恋人・中原香織が訴えるが、果たして青柳武明を殺害した犯人は八島冬樹なのか?なぜ青柳武明は瀕死の重傷を負いながら日本橋の「麒麟像」まで歩いて来たのか?加賀恭一郎と松宮脩平は、粘り強い地道な捜査と鋭い推察力で事件の真相に挑む。

感想

この作品のテーマは「悲劇からの希望と祈り」で、まさに悲劇から始まりました。青柳武明はなぜ瀕死の重傷を負いながら日本橋の「麒麟像」へ目指したのか?これが最大の「謎」として物語は進みます。「謎」の秘密は青柳武明とその息子しか分からないのですが、物語は序盤と後半以降ではガラリと事件の視点が変わります。加賀恭一郎シリーズはミステリー性より人間性を強く押し出す点が特徴で、加賀恭一郎の凄まじい程の粘り強い捜査と鋭い推察力が魅力ですが、この映画ではそれに事件の真実を追求する執念がプラスされているのが印象深いですね。「もし八島冬樹の意識が戻らなければ、俺は今日の百倍歩き回るつもりだ」とか、「家族にとっては何一つ事件は解決していない」と言うセリフはそれを表しています。あと、被疑者の八島冬樹も「間が悪い」と言うか、「魔が指した」と言うか、物語としては被害者の一人と言っていいと思います。テーマの一部である「希望と祈り」とは、青柳悠人と、中原香織の未来への希望と祈りを表しているのではと私は解釈しています。どういう内容なのかは作品を観ていただければ分かると思います。充分に楽しめる作品です。

おすすめ度:★★★☆☆

 

8位:【ドラマ】使命と魂のリミット

使命と魂のリミット [DVD]

公開

NHK「土曜ドラマスペシャル」で2011年11月5日(前編)と12日(後編)で放送。

視聴率

前編(6.7%)
後編(7.2%)

主なキャスト

氷室夕紀:石原さとみ
帝都大学病院の心臓外科医を目指す研修医。

西園陽平:舘ひろし
帝都大学病院心臓血管外科医の教授。

氷室百合恵:高島礼子
氷室夕紀の母。

直井穣治:速水もこみち
電子機器メーカーのエンジニア。復讐目的で真瀬望の恋人になる。

真瀬望:倉科カナ
帝都大学病院心臓血管外科の看護師。

七尾行成:吹越満
中央署の刑事。氷室健介が警官時代の部下。

島原 総一郎:中尾彬
大手自動車会社社長。大動脈瘤の手術の為、帝都大学病院に入院中。

氷室 健介:永島敏行
氷室夕紀の父。元警官。夕紀が中学生の時に胸部大動脈瘤の手術中に亡くなる。

あらすじ

父を手術中に死亡したことで、ある思いを胸に秘めて心臓外科を目指す氷室夕紀。そんな中、夕紀が研修医として働く帝都大学病院に脅迫状が届き病院はバニックに陥る。脅迫内容は、「病院の医療ミスを公表しなければ、病院を爆破する」という内容だったが、病院側は医療ミスの存在を否定した。果たして、犯人の目的はとは・・・?

感想

前編(75分)・後編(75分)と、なかなかの長編ドラマでした。NHKドラマらしい制作で、原作に忠実でした。全体的には静かに物語が進み、終盤の心臓外科手術シーンは本格的で緊迫した内容がしっかりと描かれています。氷室夕紀の父が残す言葉に「人にはその人にしか果たせない使命を持っている」いうセリフがあるのですが、登場人物それぞれの「使命」がしっかりと描かれていて見応えたっぷりで楽しめます。キャスティングも良く、主演の石原さとみと舘ひろしは原作のイメージを損なう事無く高演技でした。何気に、ナース役の倉科カナが良かったですね。

おすすめ度:★★★☆☆

 

9位:【映画】天空の蜂

天空の蜂 [DVD]

公開

2015年9月12日

興行収入

10億8000万円

主なキャスト

湯原一彰:江口洋介
錦重工業航空機事業部本部、回転翼機研究開発課に所属。ビックBの開発責任者。

三島幸一:本木雅弘
錦重工業原子力機器事業部、設計課に所属。発電所「新陽」の設計士。湯原とは同期。

雑賀勲:綾野剛
ビックBを奪った男。元自衛隊員。

赤嶺淳子:仲間由紀恵
錦重工業航空機事業部本部、エンジン開発一課に所属。三島の恋人で事件のカギを握る。

中塚一実:國村隼
高速増殖原型炉「新陽」発電所所長。

芦田警察庁長官:竹中直人
警察庁長官。

筒井炉燃理事長:石橋蓮司
原子炉・核燃料開発団本社理事長。

室伏周吉:柄本明
福井県警捜査一課に所属のベテラン刑事。

上条二等空曹:永瀬匡
航空自衛隊小松基地航空救難隊二等空曹。子供の救出の為、ビックBへ飛び移る自衛隊員。

湯原高彦:田口翔大
湯原一彰の息子。遊びでビックBへ搭乗し、そのままビックBと共に飛び出してしまい人質となる。

湯原高彦(成人):向井理
原作には無い映画オリジナルシーンで登場。成長した湯原の息子(高彦)が、事件から16年後の2011年3月、東日本大震災で救助活動に赴く自衛隊員を演じる。

あらすじ

最新鋭の超巨大ヘリ「ビッグB」がテスト飛行目前に突然動き出し、遊びで搭乗していた小学生の湯原高彦を乗せたまま遠隔操作により強奪される。「ビッグB」は福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止し、「天空の蜂」と名乗る犯人から「日本全土の原発破棄」を要求される。犯人は、従わなければ大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言。機内にいる子供の父親でありビッグBを開発した設計士・湯原一彰と、原発の設計士・三島幸一は、高彦の救出と、ヘリ墜落の危機を止めるべく奔走するが、政府は原発破棄を回避しようとする。一方、事件現場付近で捜査にあたる刑事たちは、「ビッグB」を強奪した謎の男・雑賀勲の行方を追跡。捜査を続けるうちに、衝撃の真相へと辿り着いていく・・・。

感想

この作品は、「映像化は絶対に不可能」と言われていた原作を見事に実写化した話題作です。私も実際に映画館で鑑賞したのですが、「ビックB」の映像は凄い迫力でした。原発自体をテーマにすることも難しいと思いますが、この時代に実写化されたことは本当に意味があったと思います。社会派サスペンスでもあり、家族愛を描く作品ですが、映画全体を通して、原作を知る私としては物足りなさを感じてしまいました。原作は超大作で、ヘリ開発者から原発関係者、警察や自衛隊、政府まで大規模に巻き込み、専門知識も多く使われ読むのが大変な小説なんですが、犯人との駆け引きや臨場感溢れるストーリーが魅力です。映画も、もう少し細かい所を演出しても良かったのではと思いましたが、時間の制限もあるのでしょう。期待した程では無かったのは残念です。ただ、雑賀勲逮捕シーンの綾野剛の狂気に満ちた演技は凄まじかったですね。

おすすめ度:★★★☆☆

 

10位:【映画】白夜行

白夜行 [DVD]

公開

2011年1月29日

興行収入

4億2000万円

主なキャスト

唐沢雪穂:堀北真希
容疑者の娘。幼い頃から妖艶な雰囲気を放つ。小学生時代は母親と二人で貧しく暮らしていた。母親の死後、唐沢家の養女となり、さらに女性としての魅力を身に付ける。女性として人並み外れた美貌ゆえに妬みも多かった。彼女の周辺では何かしら不幸に遭ってしまう。

桐原亮司:高良健吾
被害者の息子。実家は質屋を営む。幼い頃から感情が乏しく、暗い目をした静かな少年。高校入学式後、親元を離れ一人暮らしをする。高校卒業後、鉄工所に就職するが、事件の真相を元刑事・笹垣潤三に突き止められ自殺する。唐沢雪穂にはすべてを捧げ、運命共同体として生きる。

笹垣潤三:船越英一郎
大阪府警・捜査一課の刑事で、質屋殺しの事件を担当する。桐原亮司と唐沢雪穂の周りで起きる不可解な事件に疑問を持ち、刑事を定年後も二人を追い続ける。

桐原洋介:吉満涼太
亮司の父親。質屋の主人。廃墟ビルで何者かに刺殺された被害者。

桐原弥生子:戸田恵子
亮司の母親。松浦勇と浮気関係だった。数年後、松浦勇が質屋の金を持ち逃げをしたため、質屋を廃業しスナックを経営する。

松浦勇:田中哲司
桐原弥生子の愛人で、質屋従業員。質屋の金を持ち出し姿を消す。その後何者かに殺害される。

あらすじ

19年前、場所は大阪の布施。建設途中の廃墟ビルで質屋殺しが起きた。質屋常連客に容疑がかかるも決定的な証拠がないまま容疑者死亡により事件は迷宮入りに。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、共に幼くして親を亡くした境遇の元、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きるが真相は闇へ。決して交わらず、太陽の当たらない場所にいる二人の、人としての心を失ったゆえの悲劇を、壮大なスケールで描いた長編作品。

感想

この作品は、映画化・ドラマ化にもなり、韓国でもリメイクされたほどの名作中の名作。東野圭吾ファンの中には「最高傑作」と言う方もいます。私も東野圭吾作品の中でも1位・2位を争うほど大好きな作品です。原作は超大作で総数800ページ以上の長編で、物語も主人公二人(男女)の小学生時代から事件が始まり、社会人にまるまで続く壮大な内容で、重くて暗くて切ない物語です。この映画は原作ほど忠実に描かれている訳でなく、若干の物足りなさはあるものの、作品の独特な雰囲気と世界観はしっかりと描かれていて、イメージが損なわれていなかったのが良かったです。キャスティングでは、唐沢雪穂役の堀北真希は冷徹な雰囲気が良く出せていたと思いますが、特に良かったのは、桐原亮司役の高良健吾の演技ですね。陰気で影のある雰囲気がぴったりで、二枚目で無口なのもハマり役でした。笹垣潤三役の船越英一郎の刑事役も安定感ありましたね。私はドラマ版も観ましたが、映画版の方がよりミステリー感が出て、「白夜行」の世界を出せていたのでこちらをランキングに入れてみました。

おすすめ度:★★★☆☆

 

11位:【ドラマ】変身

連続ドラマW 東野圭吾「変身」 DVD BOX

公開

WOWOW「連続ドラマW」枠で2014年7月27日~8月24日まで全5話が放送。

主なキャスト

成瀬純一:神木隆之介
平凡な青年。画を描くことが趣味。産業機器メーカーの工場勤務。

葉村恵:二階堂ふみ
成瀬純一の恋人。画材ショップの店員。

堂元博:伊武雅刀
脳神経外科教授。

橘直子:臼田あさ美
堂元教授の助手。

若生健一:東根作寿英
堂元教授の助手。

光国隆康:戸次重幸
心理学教授。

倉田謙三:村上淳
捜査一課の刑事。

京極瞬介:渡部豪太
強盗犯。宝石店で成瀬純一を射撃した犯人。

京極亮子:本田翼
瞬介の双子の妹。

葛西三朗:中尾明慶
成瀬純一の職場の同僚。

あらすじ

ごく平凡で真面目な青年だった成瀬純一は、ある日彼女のプレゼントを購入するために宝石店へ。そこに突然、強盗に遭遇し幼い女の子を守ったため、頭に銃弾を受けてしまう。そして、純一の頭に世界初の「脳移植手術」が行われた。手術は無事成功し、純一も意識が戻り、順調に回復していく。社会復帰も果たしたが、やがて自分の性格が徐々に変わっていくのに戸惑いを感じていく。自分が自己崩壊していく恐怖の中、自身の脳に移植されたドナーの正体を突き止めていくが・・・。

感想

この作品は脳移植の医療サスペンスミステリーです。小説を読んだ時は、かなりバイオレンスな内容だったので、ドラマではどの様に制作されているのかドキドキして観ていました。かなり原作通り忠実に制作されていました。キャスティングでは、神木隆之介演じる成瀬純一の性格が凶暴に変貌していくところは見応えがありました。全編通して重苦しい雰囲気なので、苦手な方も居るかもしれません。映画化もされている作品ですが、私はドラマ版の方が作品として良かったのでこちらをランキングに入れてみました。

おすすめ度:★★★☆☆

 

12位:【ドラマ】幻夜

連続ドラマW 東野圭吾 幻夜 DVD-BOX

公開

WOWOW「連続ドラマW」枠で2010年11月21日~2011年1月16日まで全8話が放送。

主なキャスト

新海美冬:深田恭子
東海地方の震災の被災者。震災を機に水原雅也と行動を共にする。並み外れた美貌の持ち主。目的の為なら、手段を選ばない。

水原雅也:塚本高史
東海地方の震災の被災者。父の通夜の翌朝に被災し自宅兼工場が倒壊。震災を機に新海美冬と行動を共にする。新海美冬に秘密を握られるも、愛する美冬のために数々の犯罪に手を染める。

加藤亘:柴田恭兵
警視庁捜査一課の刑事。鋭い推察力を持つ敏腕刑事。

岡田有子:市川由衣
下総屋食堂の娘。水原雅也に恋心を持ち何かと気にかける。

あらすじ

水原雅也は父親の通夜が終わった翌朝、大地震に見舞われ自宅兼工場が崩壊。雅也自身は一命を取りとめたが、叔父は建物の下敷きになり瀕死の状態で発見。雅也は借金返済を強いていた叔父を殺害してしまう。しかし、ふと気付くと、そばには見知らぬ女が立っていた。新海美冬と名乗る彼女に犯行を見られたのか雅也には確信が持てなかったが、やがて、二人は震災が取り持つ奇妙な縁で共存するように助け合いようになり、その後二人は上京する。しかし、彼らの行く先々で恐ろしい事件が起こり始める。やがて刑事・加藤亘が、奇妙な偶然に気付き美冬と雅也に疑いの目を向ける。

感想

原作の「幻夜」は「白夜行」の続編や姉妹作とも言われています。それほど「幻夜」の新海美冬が「白夜行」の唐沢雪穂のその後と思わせるほど冷徹な悪女ぶりが継承されています。ちなみに、作者である東野圭吾自身もハッキリとした明言はしていません。読み手の想像に任せるとの事です。そんな「幻夜」ですが、原作では阪神大震災を舞台にしており、当時震災を経験した私としては、序盤の震災シーンを観るのが厳しかったですね。ちなみに、ドラマでは東海地方で発生した震災に設定されています。この作品も全編通して重苦したい雰囲気になっていて、ラストシーンは身の毛がよだつ感覚を味わえました。こういう闇を描く作品も東野圭吾らしいですね。キャスティングでは、新海美冬役の深田恭子が妖艶さと冷徹さがしっかり出ていましたね。水原雅也役の塚本高史と、加藤亘役の柴田恭兵は凄く良かったですね。二人とも迫真の演技で物語を引き締めていました。

おすすめ度:★★★☆☆

 

13位:【映画】夜明けの街で

夜明けの街で 特別版 [DVD]

公開

2011年10月8日

興行収入

1~2億円ほど?※詳しい情報がありません

主なキャスト

渡部和也:岸谷五朗
大手建設会社の課長。

仲西秋葉:深田恭子
渡部和也の勤める会社の派遣社員。

渡部有美子:木村多江
和也の妻。

渡部園美:栗本有規
和也の娘。

仲西達彦:中村雅俊
秋葉の父。

浜崎妙子:萬田久子
秋葉の叔母。

あらすじ

「不倫をするなんてバカだと思っていた」と思うほど、理想的な家庭生活を送っていた渡部和也。不倫を忌み嫌っていたはずの中年サラリーマンがふとしたことから、謎めいた雰囲気を持つ派遣社員・仲西秋葉と恋に落ち深い関係になっていく。そんなある日、秋葉から自分は殺人犯という秘密を打ち明けられ、情愛と現実のはざまで関係がねじれていく。

感想

原作は東野圭吾初のラブストーリーとして当時注目された作品でした。映画は原作に忠実に制作されている感じを受けました。ハッキリ言ってミステリー要素は終盤の2割ほどしかありません。殆どは不倫の物語になっています。ただ、不倫に奔走する和也を観ているとリアル過ぎて怖くなってしまいました。この映画は何と言っても仲西秋葉役の深田恭子が魅惑的で、男としてはあれ程綺麗な女性に言い寄られると不倫も避けられないのではと思ってしまうほどです。この映画の見所は、ラストシーンで妻・有美子が作った「サンタのたまご」を和也が見てしまう所ですね。不倫をしている男性が見ると心臓が止まるかもしれませんね。映画を観て確認してみて下さい。

おすすめ度:★★☆☆☆

 

14位:【映画】g@me(原作:ゲームの名は誘拐)

g@me. プレミアム・エディション (初回生産限定版) [DVD]

公開

2003年11月8日公開

興行収入

6億4000万円

主なキャスト

佐久間俊介: 藤木直人
大手広告代理店(サイバープラン)に勤務するのエリートクリエイター。

葛城樹理: 仲間由紀恵
葛城勝俊の娘。

葛城勝俊: 石橋凌
大手ビールメーカーの敏腕副社長。

小塚茂: 宇崎竜童
佐久間直人の上司。

あらすじ

大手広告代理店のエリートクリエイターである佐久間は、仕事で広告主ミカドビールの副社長・葛城から侮辱を味わう。葛城副社長の家へ出向いた佐久間の前に偶然娘の樹理が家出するところに遭遇する。樹理から狂言誘拐を持ち掛けられ父親から身代金3億円を奪うことに成功。そして二人は恋に落ちていくのだが、計画を進めていくうちに意外な展開に・・・。

感想

藤木直人、仲間由紀恵、石橋凌の3人のキャスティングはイメージ通りでしたね。作品は、ゲームのように誘拐という犯罪を行う二人のストーリーで、途中の身代金を輸送させるシーンはなかなか手の込んでいてまさにゲームそのものでした。恋愛も絡めながら、誘拐事件が終焉に向かっていくと予想だにしない方向へと二転三転して行き、ラストは東野圭吾作品らしい結末でした。全て観終えると物語全体を通して題名通りゲームを演じていたのが分かります。最後はスッキリしますよ。

おすすめ度:★★☆☆☆

 

15位:【映画】プラチナデータ

プラチナデータ DVD スタンダード・エディション

公開

2013年3月16日

興行収入

26億4000万円

主なキャスト

神楽龍平/リュウ: 二宮和也
警視庁特殊解析研究所・主任解析員。父の死を切っ掛けに別人格の「リュウ」が出現するようになる。

浅間玲司: 豊川悦司
警視庁捜査一課警部補。

那須真之: 中村育二
警視庁捜査一課長。

戸倉稔: 遠藤要
警視庁捜査一課の刑事。浅間玲司の後輩。

水上江利子: 鈴木保奈美
新世紀大学病院の脳神経科教授。神楽龍平の主治医。

志賀孝志: 生瀬勝久
警察庁特殊解析研究所所長。

白鳥里沙: 杏
日系アメリカ人。DNA捜査システムの技術を習得するため、アメリカから派遣されたDNAプロファイリング研究者。

蓼科早樹: 水原希子
14歳ながら飛び級で大学を卒業。DNA捜査システムのプログラムを開発した天才数学者。サヴァン症候群を患っており、隔離された大学病院に入院している。

蓼科耕作: 和田聰宏
早樹の兄。早樹と共に、DNA捜査システム構築のサポートをしている。

あらすじ

政府が極秘に収集した国民の遺伝子情報「プラチナデータ」を基に犯罪捜査が行われ、検挙率は驚異の100パーセント、冤罪は皆無となった近未来の日本。警察庁の科学捜査機関に所属する科学者の神楽龍平は、DNA捜査システム関係者の連続殺人事件を担当することに。そんなある日、DNA捜査システムの開発者である蓼科兄妹が何者かに殺害される。蓼科兄妹殺人事件に対して、同システムは神楽自身を容疑者として示し、思考を繰り広げた結果、彼は逃亡することに・・・。

感想

原作が面白かったので映画化を楽しみにしていました。映画は、原作とはかなり設定が変わっていて別の作品と言っていい位に仕上がっています。また、犯人の設定も変わっておりインパクトを弱くした感があります。ただ監督が大友啓史だったので、逃走劇が非常に迫力があり映像の見せ方も上手かったですね。また、キャスティングが豪華でした。神楽龍平役の二宮和也は原作のイメージ合うインテリ風でしたし、浅間玲司役の豊川悦司はベテラン刑事役で執拗に追跡するシーンなど緊迫した演技は見応えがありました。この作品で残念だったのは、原作では重要な人物だったスズランという幻覚の少女がいたのですが、映画では削除されています。神楽龍平とスズランとが会話するシーンや逃走するシーンなどがこの作品の見所の一つだったのに残念です。シンプルに作り過ぎた感は否めませんね。

おすすめ度:★★☆☆☆

 

東野圭吾作品を観て思ったこと

上記のランキング以外も多くの原作が実写されています。私が作品を観て感じた事は、ほぼ全てと言っていいほどキャスティングが良いと言うことです。脇役も含めて、主役級の配役がイメージに凄く合っていました。当然、監督の演出が良かったりと様々な要素がプラスされていますが、名のあるベテラン俳優から、これから名を上げていくだろう若手俳優まで、観ていて華がある役者が多かったですね。さすが東野圭吾ブランドだと感心させられます。東野圭吾作品は、知名度があり、映画なら興行収入が見込め、テレビドラマなら視聴率が稼げるので、大口スポンサーも付きやすく膨大な製作費が掛けられるのでしょうね。当然、俳優陣も露出が増え商品価値が上がるので出演したいと思います。公開後は、DVD化の二次使用で再度収益化が図れるので、東野圭吾作品はまさにキラーコンテンツです。作品の凄さと共に、現代のエンターテインメントビジネスには欠かせない作家さんですよね。

 

今後、実写化を観てみたい作品は

東野圭吾作品の中でも、キラーコンテンツである「ガリレオ」シリーズや、「加賀恭一郎」シリーズは今後も実写化されると思います。私も期待して待っていますが、その他にも観てみたい原作はあります。

  • 悪意※加賀恭一郎シリーズ
  • 祈りの幕が下りる時※加賀恭一郎シリーズ
  • マスカレード・ホテル
  • ある閉ざされた雪の山荘で
  • ナミヤ雑貨店の奇跡
  • 夢幻花

「悪意」は、2001年にNHKテレビドラマで放送され、加賀恭一郎が出ていない脚本で描かれていました。ちなみに加賀恭一郎の代わりの刑事役は、間寛平(通称:浪花のコロンボ)が演じています。ちょっと観てみたい気がしますが、私としては、阿部寛主演の実写化が観てみたいです。

 

まとめ

原作と実写化を比べるのはどうかと思いますが、どうしても原作に思い入れがあると比較してしまいますよね。ファンの中には、原作のイメージが崩れるので実写化に否定的な方もいます。私も、小説は映画やテレビでは伝えられない深い内容もあり、断然小説の方が物語に浸っていけるので小説が一番ですが、実写化もキャスティングや脚本によっては、素晴らしい作品になります。活字には出せない臨場感だったり、哀愁は実写化の方が優れていますからね。これを機に是非観ていただければと思います。

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