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2020年東京五輪の経済効果が気になるので調べてみました!

公開日: : スポーツ, ビジネス

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2016年夏、様々は問題が指摘される中、開催されたブラジルのリオジャネイロオリンピックは、蓋を開けてみれば当たり前の様に盛り上がり、数々の名勝負や感動シーン、そして、我らが日本選手団も素晴らしい活躍で興奮させていただきました。私も真夜中や早朝関係なく日本選手達を夢中で応援していました。まぁ寝不足で体調を崩したことは言うまでもないのですが・・・。リオ五輪の結果としては、日本のメダル獲得数は計41個(金12銀8銅21)と過去最多を記録し、国別では全体で7位と大健闘しました。素晴らしいの一言ですね。

そして、4年後の2020年には東京都でオリンピックが開催されます。リオ五輪の閉会式では、東京への引継ぎセレモニーとして「トーキョーショー」が披露されましたが、クリエーティブスーパーバイザーと音楽監督を務めた椎名林檎さんと、総合演出と演舞振付を務めたMIKIKOさんが作り上げたセレモニーは非常に素晴らしく、日本が世界に誇れるアニメを取り入れ、魅惑的且つダイナミックに表現されていたのが見事でした。安倍首相がマリオに扮して登場したのも印象的でしたね。ネットでも海外の評価は良かったみたいで、東京五輪への更なる期待が高まってしまいます。
リオ五輪閉会式「トーキョーショー」(YouTubu)

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問題だらけの東京五輪運営

ただ、東京五輪の船出は決して良好なモノではありませんでした。エンブレム問題から新国立競技場問題に始まり、そして、新たに東京都知事が小池百合子さんに変わってから続々と予算や費用の問題が明るみに出てきました。当初の東京五輪の予算は総額7,340億円と見積もられていたのが、2016年9月29日の調査チーム報告書では、3兆円を超えることが判明したそうです。五輪組織委員会の予算管理のずさんな管理体制が露呈しました。物価上昇など不透明な経済の影響は仕方がないとしても、調査チームの報告にもあった、運営する責任者や財務統括する司令塔が居ないことには驚愕しましたね。

小池都知事は、3施設の整備見直しを提言されましたが、国際オリンピック委員会の承認が必要だったりと問題が山積み状態で一筋縄ではいかないことは誰でも予想できます。そもそも、東京五輪をレガシーと位置付けて「未来への遺産」を提唱してました。そんな社会的遺産のことを小池都知事は「都民に負の遺産を押し付けるわけにはいかない」とコメントしていたのが印象深かったですね。

ちなみに夏季五輪の開催費用をまとめてみました

  • 2000年シドニー五輪:約5,000億円
  • 2004年アテネ五輪:約1兆4,000億円
  • 2008年北京五輪:約4兆3,000億円
  • 2012年ロンドン五輪:約4兆円
  • 2016年リオジャネイロ五輪:約1兆3,000億円程

歴代の開催国でも兆超えは当たり前になっていますね。東京五輪は招致の時にコンパクトな五輪として最初5,000億円程度と言っていましたが、その実現は夢だったようです。まだまだ不透明な予算があり青天井とも言われている東京五輪の開催費用ですが、そもそもオリンピックってどれ程の経済効果が見込めるのかご存知ですか?五輪大会に参加する選手団や観戦に訪れる人達など、世界中から注目が集まるので経済が活発になると大方予想されています。オリンピックや関連分野でどれ位のお金が動くのか、総務省や五輪組織委員会などが発表している経済効果を調べてみました。

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東京五輪関連の経済効果ってどれくらいなのでしょうか?

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オリンピックにおけるお金の動きは、競技場や選手村の建設費、中継の為の施設や報道機関の拠点となる場所の運営などが支出の大部分を占めています。主な収入面は、スポンサー収入が最も大きく、テレビ放映権に対して支払われる放映料などがIOCを通じて入ってきます。その他には公式エンブレムやマスコットなどを使用した商品化などのライセンス収入もあります。

そして、五輪大会通じて関連する産業も活発になり、経済が潤うことが予想されています。そんな東京五輪の経済効果は、2015年~2020年の全体の合計として約30兆円に達すと考えられているそうです。世界最大級のスポーツ大会の経済効果は凄いですね。その内訳は下記の通りになります。

建設の分野

五輪大会に直接必要な施設以外で、観戦の為に日本へ訪れる人が増加することを見越してホテル建設(老舗ホテルの改修や新ホテル建設を含む)に約3.5兆円以上、首都圏の道路や交通網の整備、都市再開発などで合計約10兆円ほど使われると予想され観光業への強化にも繋げます。ちなみに、こちらは学校や病院などの耐震補強の工事費や、公共交通機関のバリアフリー化の費用も含まれています。

交通の分野

五輪大会を観戦する為に、国内外から東京都へ訪れる人達の増加が予想され、政府の試算では2020年に訪れる外国人を4000万人目標としています。そこで、羽田空港への新ルート開発などで約3200億円。その他には、鉄道業で電力会社が潤い、タクシー業でガソリン会社が潤います。

サービス業の分野

五輪の影響でスポーツへの関心が高まり、関連グッズを購入して競技観戦に参加したり、観戦以外で飲食やお土産などを購入する方々など、スポーツ用品や関連グッズなどで約1.5兆円以上の経済効果が見込んでいます。ちなみに、関連グッズを作る権利(ライセンス料)を各メーカーが買う費用も含まれています。

セキュリティの分野

五輪を見に来る人が増えれば、それに比例して警備する人が増えます。テロ対策やセキュリティ強化の為に、約96億円掛かるそうです。

テレビ産業の分野

総務省の発表では、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年に4K・8K放送が普及し、多くの視聴者が市販のテレビで4K・8K番組を楽しんでいる」ことを目標としています。現在よりも高画質の映像で五輪大会が放送がされことになり、そこで解像度の高い4Kや8Kテレビが沢山売れることが予想されています。2020年前後の4K・8Kテレビの需要は約4.4兆円と考えられています。

五輪閉幕後の活用

五輪大会後は、公園やスポーツ施設として利用され、五輪を見てスポーツに目覚めたり憧れたりする人達がスポーツを始めるなど、メイン会場の整備やイベント活用などで約1.4兆円と試算されています。

その他

メダリストの紹介した物が流行するなどで翌年より売上が倍増する企業が出る。

 

五輪のレガシーについて

組織委員会のホームページにはアクション&レガシープランとして下記の通り説明しています。

東京2020大会は、単に2020年に東京で行われるスポーツの大会としてだけでなく、2020年以降も含め、日本や世界全体に対し、スポーツ以外も含めた様々な分野でポジティブなレガシーを残す大会として成功させなければいけません。
東京2020大会組織委員会は、多様なステークホルダーが連携して、レガシーを残すためのアクションを推進していくために、「スポーツ・健康」、「街づくり・持続可能性」、「文化・教育」、「経済・テクノロジー」、「復興・オールジャパン・世界への発信」の5本の柱ごとに、各ステークホルダーが一丸となって、計画当初の段階から包括的にアクションを進めていくこととしました。

引用元:https://tokyo2020.jp/jp/games/legacy/

五輪大会は、海外から多くの選手や観客を受け入れる一大イベントです。そんな人達を受け入れる為に、新しいモノが作られます。ちなみに、1964年に開催された東京五輪大会では、下記のようなモノが誕生して、現在でも当たり前の様に活躍しています。まさに「未来への遺産」としての経済効果と言えます。

ユニットバスルーム

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東京五輪に合わせて沢山のホテルが建設され、工期を短くするためにトイレと洗面台、お風呂の水回りをまとめたユニットバスルームが導入されました。今では当たり前の様にホテルに採用されています。

ピクトグラム

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色々な情報を絵の様な記号で示すピクトグラムが、日本語を読めない外国人向けに競技の種目やトイレを表すピクトグラムが作られました。

サウナ

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海外のレスリング選手達の要望で、サウナが選手村に作られました。五輪後には日本各地に広まっていく。

タクシーの自動ドア

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1950年代に日本で初めて登場したタクシーの自動ドア。海外ではほとんどない機能を東京五輪に合わせて日本全国に広まっていく。

カラー放送と衛星国際中継

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1964年の東京五輪は、NHKをはじめ民放関係者が総力を上げ、テレビ放送の実現に努力し、撮像管の開発から衛星中継までの一連の機器を国産で開発しました。東京五輪を世界に初めて生中継し、開・閉会式、レスリング、バレーボール、体操、柔道など8競技がカラー放送されました。競技をVTRで収録して、それを再生するスローモーションVTR、接話マイクなど新しいテレビ技術が一斉に登場して、東京五輪は世界最初の「テレビオリンピック」とも称されました。開会式の視聴率は84.7%、東洋の魔女と言われた日本女子バレーボールチームとソ連との決勝戦では、最大視聴率が95%に達するメディア史に残る記録を残した。

 

2020年の東京五輪では、どんな新しいモノが生まれるのか楽しみですね。私の予想として、AI(人工知能)が実用化されていて様々なサービスでロボットが活躍しているのではと考えています。理由としては、日本人は外国語に弱い点があり、コミュニケーションツールとして期待されるからです。さらに人員削減も図れるので効果的です。

 

まとめ

2020年の東京五輪は様々問題点と、期待される経済効果が入り混じっていますね。開催費用については、これからも小池都知事と森五輪組織員会会長のバトルが繰り広げられそうですが、都民及び日本国民の税金を無駄にせず、日本人の優秀な知恵と工夫でお金をかけない五輪になるように期待したいですね。

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